「考究」の意味とは?読み方や使い方・例文・類語を解説!
「考究」は、学問的なことに使われる言葉ですが、一般の問題にもよく用いられています。
目次
- 「考究」とは?
- 「考究」の表現の使い方
- 「考究」を使った例文と意味を解釈
- 「考究」の類語
「考究」とは?
「考究」とは、その問題を掘り下げて深く考える(考えていく)ことです。
「歴史について考究」と言えば、そのまま歴史を深く掘り下げて考えていくことで、実際にはもっと絞ったテーマに対して使われることが多いです。
例えば、「中世ヨーロッパにおいて起こった戦争についての考究」と使ったり、「地方税の使われ方についての考究」といったような使い方もできる言葉です。
- 「考究」の読み方
「考究」の読み方
「考究」は、「こうきゅう」と読んでください。
「考察」と「研究」が一緒になった言葉だと考えると分かりやすい言葉で、この読み方もそうですが、意味としてもそう解釈することができます。
あまり耳慣れない表現ながら、学問に関してだけでなく、日常のあらゆる問題について使うことができる言葉です。
「考究」の表現の使い方
この「考究」と使った時には、それだけ深く考えることを指しますが、それによってその問題が解決に至ったり、納得がいく答えが出るとは限りません。
あくまで考えていくという意味なので、間違えないように使ってください。
「考究」を使った例文と意味を解釈
「考究」を使った例文と、その意味の解釈です。
対象がそれほど難しいテーマでなくても用いることができる言葉です。
- 「考究」を使った例文1
- 「考究」を使った例文2
「考究」を使った例文1
「卒論のテーマは、古代エジプト史の考究にしようと思う」
古代エジプトについては、これまでに色々と研究が進んでいますが、未だに分かっていない点がいくつもあるのが魅力だと言われています。
学生の視線では、既に分かっていること以上の考究は難しいかも知れませんが、研究テーマとしてはこれ以上ない奥の深さがあるのは間違いありません。
「考究」を使った例文2
「聖書についての考究は、未だに続いていると聞く」
キリスト教における経典の聖書には色々な翻訳版があり、有名なのは新共同訳と新改訳です。
それぞれ見直しをされながら新版が出版されており、その都度新たな解釈が加えられています。
もちろん大筋は変わっていませんが、新しいものほど本来の原書に対して忠実に訳されていると考えていいでしょう。
「考究」の類語
「考究」と似た意味で使われる言葉です。
こちらの場合、より深くという意味になりますが、学問的な意味が薄れています。
- 「追求」【ついきゅう】
「追求」【ついきゅう】
「考究」と同様に、その問題を詳しく調べていくことです。
それについて考えるというより、深く突っ込んでいくという意味で使う言葉で、社会的な問題に使われることが多くなっています。
尚、こちらもそれによって納得のできる結論が出るかどうかまでは分からない表現です。
「考究」は、考えていくという意味が込められている言葉なので、その要素が強い事柄に対して使ってください。
俗的なスキャンダル問題などに対しては、上の「追求」の方が向いています。