「烏兎匆匆」の意味とは!類語や言い換え
皆さんの中で「烏兎匆匆」という言葉を知っている人がいたなら、その人はよく言葉について勉強されている方かもしれません。
それだけこの「烏兎匆匆」という四字熟語は、使うことが少ない言葉です。
そこで今回は、この「烏兎匆匆」について考察していくことにしたいと思います。
目次
- 「烏兎匆匆」とは?
- 「烏兎匆匆」の表現の使い方
- 「烏兎匆匆」を使った例文と意味を解釈
- 「烏兎匆匆」の類語や類義語・言い換え
「烏兎匆匆」とは?
「烏兎匆匆」には、「月日の経つのが慌ただしく早いさま」、「時間が経つことがあっという間に感じる」という意味があります。
- 「烏兎匆匆」の読み方
「烏兎匆匆」の読み方
「烏兎匆匆」は「うとそうそう」という読み方になりますが、かなり難しい漢字が使われているので、ここでしっかりとチェックをしておきましょう。
「烏兎匆匆」の表現の使い方
「烏兎匆匆」は「バタバタとして時が経つことが早く感じる」という意味があるので、仕事で慌ただしい環境の中で使われることになります。
その他にも物事に集中して時間の流れを忘れてしまっている時も使われます。
「烏兎匆匆」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「烏兎匆匆」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「烏兎匆匆」を使った例文1
- 「烏兎匆匆」を使った例文2
「烏兎匆匆」を使った例文1
「烏兎匆々とはよく言ったもので、年末になると月日の経つのがとても早く感じる」師走の時期になると、ただでさえバタバタとしている感じがあります。
これこそ「烏兎匆匆」という言葉がよく当てはまるのですが、世の中全体がバタバタとしているからもしれません。
それでもじっくりと構えておきたいものです。
「烏兎匆匆」を使った例文2
「仕事の締め切りが近づくと、どうしても気持ちが忙しくなって、烏兎匆匆の感じになってしまう」
仕事には必ず締め切りがありますが、その時期が迫って来ると、かなり焦りの気持ちも強くなってきます。
この時はまさに「烏兎匆匆」のような感じになりますが、この時こそ冷静になるべきでしょう。
「烏兎匆匆」の類語や類義語・言い換え
ここで「烏兎匆匆」に近い意味を持つ言葉にどのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「光陰矢のごとし」【こういんやのごとし】
- 「歳月人を待たず」【さいげつひとをまたず】
「光陰矢のごとし」【こういんやのごとし】
「光陰矢のごとし」という言葉がありますが、これが「烏兎匆匆」の類義語として扱いことができます。
「時間の経つのは早い」という意味のことわざでは、よく知られているものです。
「歳月人を待たず」【さいげつひとをまたず】
「歳月人を待たず」という言葉もありますが、「年月は過ぎ去り留まることがないので、戻らない時間を無駄にしてはならない」といったようなニュアンスのある言葉もです。
日常生活だけでなく、ビジネスの環境においても使用されることがある言葉で、よく肝に銘じておきたい言葉です。
「烏兎匆匆」という言葉の意味や使い方をしようとしてきましたが、私達の環境は本当にバタバタとしているように思えます。
それだけに「烏兎匆匆」の心境にならずに、全てのことにおいて冷静に対処していくことが大切でしょう。