「訝る」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「訝る」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「訝る」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「訝る」とは?
- 「ふと訝る」の意味
- 「訝る」の表現の使い方
- 「訝る」を使った例文と意味を解釈
- 「訝る」の類語や類義語・言い換え
「訝る」とは?
「訝る」とは「変だと思うこと、疑わしいと思うこと」を言います。
- 「訝る」の読み方
「訝る」の読み方
「訝る」と書いて「いぶかる」と読みます。
「ふと訝る」の意味
「ふと訝る」という言い回しがよく使われます。
「ふと」とは思いがけなく、突然に起こること、ふいにといった意味です。
理由とか意識といったことではなく、物事が生じるさまに使う言葉です。
ですから「ふと訝る」とは直感的におかしいと思う時、またその様子を言い表す時に使うのです。
「訝る」の表現の使い方
「訝る」とは「これは変だ」と思う気持ちのことを言います。
疑わしいという思いですから、相手から「訝られる」というのは疑われるということと同じ意味ですから、使い方としては注意も必要です。
「あなたが訝しい」などと言うのは「信用できない」と同じです。
使い方としては「最近、彼の行動が訝しい」「帰宅時間が遅くなると、妻が訝るので困る」などと使います。
「訝る」を使った例文と意味を解釈
それでは「訝る」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「訝る」を使った例文1
- 「訝る」を使った例文2
「訝る」を使った例文1
「そうやって訝るぐらいなら、本人に問いただした方がいいよ」
「訝る」とは変だと思うこと、疑うことです。
人間関係においてはこのような気持ちになりますと、信頼関係が崩れていきますので、早期に修復するように努めた方がいいでしょう。
「訝る」を使った例文2
「彼は口だけで騙しているのではないかと、皆が訝るようになってきた」
仕事でもプライベートでも口先だけで行動が伴っていない人は、信用を失います。
一度や二度のことではまだ許容されることもありますが、長期に渡るとか、何度も繰り返すようでは「訝る」態度に周りは転じてくることでしょう。
「訝る」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「訝る」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「疑念を抱く」【ぎねんをいだく】
- 「怪しむ」【あやしむ】
- 「不審」【ふしん】
- 「邪推」【じゃすい】
「疑念を抱く」【ぎねんをいだく】
「疑念を抱く」とは疑いの心、疑いを心の中に持っているという意味です。
ようするに、信用できないと思っていることで「彼の行動に疑念を抱く」「一度疑念を抱くようになると、彼女の言動のすべてが怪しく見える」などと使います。
「疑念を抱く」とは文章表現で使われることが多いのではないでしょうか。
「怪しむ」【あやしむ】
「怪しむ」とは怪しいと思うこと、不思議に思う、変に思う、疑うという意味になります。
「私の行動を怪しむのは、自分が何かやましいことがあるからではないですか」「きゅうにかかってきた電話を怪しむ」という風に使います。
「不審」【ふしん】
「不審」とははっきりしない点があり、疑わしいと思うことを言います。
訝しいと同じ意味です。
「一度不審の念を抱いた人とは上手くいかない」「あいつはいつも挙動不審だな」「不審に思う」などと使います。
「邪推」【じゃすい】
「邪推」とはひがみ、悪い方へと推測することを言います。
「邪推するのは止めて欲しい」「二人の仲を変に邪推されて、困っている」という風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「訝る」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「訝る」とは変だと思う、不審に思うという意味です。
相手に対して「訝る」ということは疑っているということですから、実際に口に出す時は考える必要もあるでしょう。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。