「実を結ぶ」の意味とは!類語や言い換え
「実を結ぶ」は、果実に対して使うだけでなく、比喩としてもよく用いられます。
目次
- 「実を結ぶ」とは?
- 「実を結ぶ」の表現の使い方
- 「実を結ぶ」を使った例文と意味を解釈
- 「実を結ぶ」の類語や言い換え
「実を結ぶ」とは?
「実を結ぶ」とは、植物が実をつけることに対して使います。
今年も「そろそろ柿が実を結ぶ時期だ」のような使い方になり、「実を結んだ」とすると、ちょうど収穫に時期だと表現できます。
また、比喩表現として、それまでの努力が実るという意味にもなる言葉で、実際にはこちらで使われることの方が多いと考えていいでしょう。
「開発に2年も掛かったが、ようやく実を結ぶ時がきた」といったように用いられ、ビジネスでもよく使われています。
- 「実を結ぶ」の読み方
「実を結ぶ」の読み方
「実を結ぶ」は、「みをむすぶ」と読む言葉です。
どちらの意味の場合も、この読み方になります。
努力が実るの意味で使う時に、「じつをむすぶ」と読んでいることがありますが、そのような読み方はしないので、間違いになります。
「実を結ぶ」の表現の使い方
「実を結ぶ」は、形を変えて使われることも多い言葉です。
「実を結ぼうとしている」とすると、「果実がなろうとしている」、または「努力が実ろうとしている」ことの表現になり、「実を結んだようだ」とすれば、「果実が実ったようだ」、もしくは「努力が実ったようだ」と解釈できます。
努力にも「実る」という表現が使える為、果実から転じたこの比喩表現が成り立っていると考えていいでしょう。
「実を結ぶ」を使った例文と意味を解釈
「実を結ぶ」を使った例文と、その意味の解釈です。
両方の意味で使っているものを挙げていきます。
- 「実を結ぶ」を使った例文1
- 「実を結ぶ」を使った例文2
「実を結ぶ」を使った例文1
「桃が実を結ぶのは、品種によって5~8月頃だ」
桃には日本だけでも10種類を超える品種があり、それぞれ5月頃から実をつけ始め、収穫の最盛期は7~9月頃です。
よって、夏から秋が旬の果物と区分されています。
「実を結ぶ」を使った例文2
「このシステムには散々苦労してきたが、やっと実を結ぶ時がやってきた」
苦労して構築してきたシステムが、ようやく稼動できる段階になった時などに、このような使い方をされる言葉です。
こちらの意味では、それまでの苦労が形になるという喜びのニュアンスが多分に含まれています。
「実を結ぶ」の類語や言い換え
「実を結ぶ」と同様に使うことができる言葉です。
この言葉もそれなりに見聞きします。
- 「結実する」【けつじつする】
「結実する」【けつじつする】
この「結実する」は、「実を結ぶ」と同様に、果実、及び努力のどちらに対しても使える言葉です。
よって、言い換え表現になります。
「桃が結実する時期だ」、「これまでの苦労が結実した結果だ」のように、そのまま置き換えて使ってください。
こちらもまた、努力に対して使うことの方が多い表現です。
「実を結ぶ」は、果実から転じて、努力が実るという意味で使われることが多い言葉です。
果実がなることから連想して、普通に解釈できるでしょう。