「歯車が狂う」の意味とは!類語や言い換え
「歯車が狂う」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「歯車が狂う」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「歯車が狂う」とは?
- 「歯車が狂う」の表現の使い方
- 「歯車が狂う」を使った例文と意味を解釈
- 「歯車が狂う」の類語や言い換え
「歯車が狂う」とは?
「歯車が狂う」というのはどこかに食い違いが生じて順調に進んでいたことがうまくいかなくなるという意味になります。
人間関係などに綻びや不具合が生じる、ぎくしゃくする、という意味であり、今まで順調に進んでいたことがうまくいかなくなった場合にこの表現が使われるのです。
例えば、最初はうまくいっているように感じたとしても、徐々にうまくいかなくなってしまうことがありますよね。
友達とルームシェアをして生活をする時、ルームシェアを始めたばかりの時は友達と何の問題もなく生活できたにもかかわらず、時間が経つに従って生活時間にズレが生じ、頻繁に対立するようになってしまった場合、まさに「歯車が狂った」と言えるのです。
- 「歯車が狂う」の読み方
「歯車が狂う」の読み方
「歯車が狂う」という表現は「はぐるまがくるう」と読みます。
よく使われる表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「歯車が狂う」の表現の使い方
「歯車が狂う」という表現は今までうまくいっていたものがうまくいかなくなったときに使われる言い回しです。
例えば、子供のいる家族が幸せに生活していたとしましょう。
しかし、父親がリストラに遭い、家族関係が悪くなってしまった場合はリストラに遭ったことによって歯車が狂ってしまったといえます。
親と同居を始めた瞬間に歯車が狂ってしまい、なんだかうまくいかなくなったという人もいるかもしれませんね。
「歯車が狂う」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「歯車が狂う」を使った例文1
- 「歯車が狂う」を使った例文2
「歯車が狂う」を使った例文1
「習い事を始めてから何だか歯車が狂ってしまった」
多くの子供は塾やピアノなど様々な習い事をしているのではないでしょうか。
しかしその一方で、それによって生活時間に変化が生じ、家族と過ごす時間が減ってしまった、忙しくて勉強できなくなってしまった、などということもあるかもしれませんね。
また、子供の送り迎えなどによって親が忙しくなり、親に余裕がなくなってしまうということもあります。
「歯車が狂う」を使った例文2
「パートを始めてから子供と接する機会が減り、歯車が狂ってしまいました」
親がパートを始めたことで、子供と過ごす時間が減ってしまうというのはよくある話です。
そのために子供が落ち着かなくなった、などということもあるのではないでしょうか。
たとえパートを始めたとしても、特に子供が小さいうちは子供と過ごす時間も大切にしたいですね。
「歯車が狂う」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「ぎくしゃくする」
- 「軋轢が生じる」【あつれきがしょうじる】
「ぎくしゃくする」
「ぎくしゃくする」というのは人間関係などに不具合が生じること、綻びが生じること、という意味になります。
ぎくしゃくという言葉には円滑でない様子という意味があり、挙動や人間関係を指すことがほとんどです。
「軋轢が生じる」【あつれきがしょうじる】
「軋轢が生じる」という表現は人間関係が悪くなる、関係にひびが入る、という意味があります。
どれだけ仲の良い夫婦であったとしてもちょっとしたことで「軋轢が生じる」可能性があります。
「歯車が狂う」という表現は日常的にも使われますのでよく覚えておきましょう。
何かあっても簡単に歯車が狂ったりしないように意識していきたいですね。