「半可通」の意味とは!類語や例文と意味を解釈
「半可通」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「半可通」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「半可通」とは?
- 「半可通」の表現の使い方
- 「半可通」を使った例文と意味を解釈
- 「半可通」の類語や類義語・言い換え
「半可通」とは?
「半可通」というのはよく知らないのに知ったふりをすること、通人ぶること、あるいはいい加減な通人、という意味があります。
通人とは、ある事柄や趣味的なことに接している人、という意味ですね。
つまり、本当は精通しているわけではない、本当はよく知っているというわけではない、という状態なのによく知っているふりをする、ということになります。
生半可な知識がないのに、まるでよく知っているようなふりをすることが「半可通」という意味になるのです。
簡単に言えば知ったかぶりですね。
北海道で使われている方言の「はんかくさい」は「半可通」から来た表現なのではないかと考えられています。
- 「半可通」の読み方
「半可通」の読み方
「半可通」は「はんかつう」と読みます。
ぜひ覚えておきましょう。
「半可通」の表現の使い方
「半可通」という表現は知識が足りないのに専門家ぶっている、知識が浅いのに玄人ぶっている、という状態を指しています。
逆に言えば、専門家のように見せかけているのに知識が足りない場合など、そのような人を揶揄するときに使われることもある表現です。
「半可通を振り回す」「半可通の理屈」などと言われ、知ったかぶりという意味になるのです。
「半可通」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「半可通」を使った例文1
- 「半可通」を使った例文2
「半可通」を使った例文1
「彼はいつも半可通の知識を振り回して恥ずかしいよ」
中には、浅い知識を振り回してまるでよく知っているかのように見せかける、という人もいるかもしれませんね。
もしかしたら誰も指摘しないかもしれませんが、それがかなり浅い知識であるという事は多くの人に知られているかもしれません。
どれだけよく知っているふりをしたとしても、実際にはそれ以上に知っている人もいるかもしれませんので、知ったかぶりには注意が必要です。
「半可通」を使った例文2
「彼女は半可通を振り回すが、いつもバレバレだ」
知ったかぶりは意外にバレやすいものです。
突っ込まれたらそれに返答できませんし、日常生活の様子から「あの人がそんなに知っているわけがない」などと思われてしまうこともあるでしょう。
そのため、知ったかぶりの知識は振りかざしてはいけないのです。
知らないものは知らないと正直に言ったほうが見た目が良いことも多いのではないでしょうか。
「半可通」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「知ったかぶり」【しったかぶり】
- 「生半可」【なまはんか】
「知ったかぶり」【しったかぶり】
「知ったかぶり」という言葉には知らないことを知っているかのように見せかけて振る舞う、という意味があります。
知らないことを知らないと言えない、という場合にも「知ったかぶり」になってしまう可能性があります。
「生半可」【なまはんか】
「生半可」という言葉には十分でなく中途半端である、いい加減である、という意味があります。
「生半可な知識では通用しない」「生半可な気持ちではいけない」などと使います。
「半可通」という表現は日常的に使われる言葉ではないかもしれません。
これを機会にぜひ覚えておきたいですね。