「淡々と進める」の意味とは!類語や言い換え
「淡々と進める」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「淡々と進める」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「淡々と進める」とは?
- 「淡々と進める」の英語と解釈
- 「淡々と進める」を使った例文と意味を解釈
- 「淡々と進める」の類語や言い換え
「淡々と進める」とは?
「淡々と進める」というのは淡々と物事をこなしていく様子、粛々と事を進める様子、という意味があります。
「淡々と」という表現にはあっさりしている様子、特に言動や態度、人柄などについてしつこさやこだわりがなく、冷静にことを進める様子、という意味があります。
そして「進める」という表現には予定の手順に従って物事を進行させる、という意味があります。
したがって、「淡々と進める」という表現にはしつこさやこだわりを持たず、冷静に物事を進行させるという意味があるのです。
「淡々と進める」の英語と解釈
「淡々と」という表現を英語にすると“uninterested”や“unconcerned”になります。
「彼女は淡々と仕事を進めた」ということであれば“She proceeded her work as if she was not interested in it.”になります。
「淡々と進める」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「淡々と進める」を使った例文1
- 「淡々と進める」を使った例文2
「淡々と進める」を使った例文1
「彼女は仕事を淡々と進めた」
仕事をしていると、どれだけ集中しなければいけないと思っていたとしてもなかなか集中できず、つい同僚と話し込んでしまったり、ということもありますよね。
淡々と仕事を進めたという事はそのようなことがなく、冷静に仕事を進めているという意味になります。
特に誰と話すこともなく、何かに関心を示すこともなく、かといって仕事に情熱を注ぐわけでもなく、冷静に仕事をしている場合にこの表現が使えます。
「淡々と進める」を使った例文2
「彼女は片付けを淡々と進めていった」
片付けは大変ですよね。
例えば会議などが行われた後の会場を片付けると、ゴミも散らかっているかもしれませんし、ホワイトボードをきれいにするなど様々な役割が求められます。
しかしそのような状態を気にせず、かといってそこまで真剣に片付けをするという事でもなく、まるで何事もないかのように片付けをしている時、この表現が使えます。
「淡々と進める」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「虚心坦懐」【きょしんたんかい】
- 「馬耳東風」【ばじとうふう】
「虚心坦懐」【きょしんたんかい】
「虚心坦懐」というのは心にわだかまりがなく、冷静に物事に臨む、という意味があります。
何のわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていることを指しています。
「馬耳東風」【ばじとうふう】
「馬耳東風」というのは、人の意見や批評を全く気にかけず、聞き流すという意味になります。
ちなみに「馬の耳に念仏」は人の意見や忠告に耳を貸そうとせず、少しは効果がないという事ですので意味が異なります。
「淡々と進める」という表現は日常的にも使われますのでよく覚えておきましょう。
情熱がないという意味で使われることもありますので、使い方には注意が必要です。