「物怪の幸い」の意味とは!言葉を徹底解説
「物怪の幸い」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「物怪の幸い」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「物怪の幸い」とは?
- 「物怪の幸い」の「物怪」とは?
- 「物怪の幸い」を使った例文と意味を解釈
- 「物怪の幸い」の類語や類義語・言い換え
「物怪の幸い」とは?
「物怪の幸い」とは思いがけない幸せ、意外な幸運のことを言います。
- 「物怪の幸い」の読み方
「物怪の幸い」の読み方
「物怪の幸い」と書いて「もっけのさいわい」と読みます。
「物怪の幸い」の「物怪」とは?
「物怪の幸い」の「物怪」とは何かと言うと、思いがけないこと、意外なことという意味になります。
また古い意味合いとしては人に不吉な感じを与えること、異変といった意味もあります。
「物怪の幸い」を使った例文と意味を解釈
それでは「物怪の幸い」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「物怪の幸い」を使った例文1
- 「物怪の幸い」を使った例文2
「物怪の幸い」を使った例文1
「引っ越したいと思っていたところ、転勤の話があったんだ、物怪の幸いとばかりにすぐに引き受けたよ」
引っ越したいという願望があったところへ、転勤の話が持ち上がるのは、引越しをしなければならないという大義名分ができることでもあり、自然な形でその土地(場所)を離れることができるのです。
それはまさに思いがけない幸せであり「物怪の幸い」という言葉がぴったりと言えるでしょう。
「物怪の幸い」を使った例文2
「早く帰りたいと思っていたら携帯が鳴ったので、これは物怪の幸いと、電話を口実にしてその場を離れた」
「物怪の幸い」とは意外な幸運、自分にとってラッキーなことを言います。
帰りたいと思っていたところ、電話がかかってくればそちらを言い訳にして切り上げることができますので、角が立たないのです。
ですから例文の場合携帯が鳴ったことが「物怪の幸い」、「ラッキー」「助かった」という感じを表しています。
「物怪の幸い」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「物怪の幸い」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「棚から牡丹餅」【たなからぼたもち】
- 「千載一遇のチャンス」【せんざいいちぐうのちゃんす】
「棚から牡丹餅」【たなからぼたもち】
「物怪の幸い」と似た言葉に「棚から牡丹餅」があります。
意味は自分は何もせずに、思いがけない幸運に巡り合うことの例えです。
略して「棚ぼた」などとも言います。
「先輩が急に退職したので、棚から牡丹餅で自分が出世して給料が上がったんだ」「あの子は今まで棚ぼたで人生渡ってきたようなものね」と使います。
実力がないのに、チャンスを掴むといった時にも「棚ぼた」と自虐で言ったり、妬まれて悪口で言われたりとすることもあります。
「千載一遇のチャンス」【せんざいいちぐうのちゃんす】
「千載一遇のチャンス」とは千年に一度巡り合うかどうかのチャンス、またとない機会という意味で使われる言葉です。
「千載一遇のチャンスをものにしないでどうする」「これは僕にとって、最初で最後の千載一遇のチャンスだと気を引き締めた」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「物怪の幸い」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
思いがけない幸せ、意外な幸運という意味ですから自分が狙ったわけではなく、ラッキーが舞い込んできたということになります。
それでは言葉の意味を正しく理解して上手に使っていきましょう。