「馬鹿丸出し」の意味とは！言葉を徹底解説

「馬鹿丸出し」とは?

「馬鹿丸出し」の概要について紹介します。

• 「馬鹿丸出し」の読み方
• 「馬鹿丸出し」の意味
• 「馬鹿丸出し」の語源

「馬鹿丸出し」の読み方

「馬鹿丸出し」は「ばかまるだし」と読みます。

分り易い様に「バカ丸出し」と仮名を混ぜて表記することもあります。

「馬鹿丸出し」の意味

「馬鹿丸出し」は「明らかに頭が悪いと人に分る様なふるまいをすること」という意味です。

単なる間違いや勘違いではなく、学校で学んでいる筈の知識が身に付いていなかったり、常識的にありえないことを強調したりすることを言います。

また、スラング的な意味として、本当は高学歴で優秀であるのに周囲を和ませる為にわざと愚かな言動をすることに対しても使われることがあります。

「馬鹿丸出し」の語源

「馬鹿丸出し」が使われる様になったのは、1964年に公開された松竹映画で「馬鹿まるだし」というタイトルが注目されたからです。

「馬鹿シリーズ」の第一弾として制作され、テレビドラマにもなりました。

「馬鹿丸出し」の表現の使い方

「馬鹿丸出し」という表現は、人を見下した言い方ですので、ビジネスにはもちろん日常会話で使う時にも注意が必要です。

お互い気心が知れたもの同士ならば冗談として受け止めて貰えますが、本当に「馬鹿にされた」と思って不快になる人もいます。

同じくネット上で使う場合にも、自虐ネタとして使う分には構いませんが、相手に対して使うのは避けましょう。

「馬鹿丸出し」を使った例文と意味を解釈

「馬鹿丸出し」を使った例文と解釈を紹介します。

• 「馬鹿丸出し」を使った例文1
• 「馬鹿丸出し」を使った例文2

「馬鹿丸出し」を使った例文1

「社内旅行に一人でビジネススーツで出かけてしまい馬鹿丸出しだった」

社内旅行に出かける時に、誰も服装について話題にしていませんでした。

普通はカジュアルな服装と分かりそうなものですが、初めて参加するなどの事情でどんな服を着て行けば良いか分からずに普段通りビジネススーツで出かけてしまい、皆に笑われたことを表しています。

「馬鹿丸出し」を使った例文2

「都道府県の県庁所在地が分らずに馬鹿丸出しになってしまった」

都道府県の県庁所在地というのは、大人でも分らない人が多いものです。

日常会話で県庁所在地の話題が出た時に、全く分らずに恥をかいてしまったことを表します。

「馬鹿丸出し」の類語や類義語・言い換え

「馬鹿丸出し」の類語を紹介します。

• 「厚顔無恥」【こうがんむち】
• 「恥晒し」【はじさらし】

「厚顔無恥」【こうがんむち】

「図々しくて恥知らずな人のこと」という意味です。

人の迷惑をかえりみず自分の思い込みだけで行動する人に対して使われます。

大きな恥をかいても平気という点で「馬鹿丸出し」と似ています。

「恥晒し」【はじさらし】

「人にみっともない姿をみせること」という意味です。

常識をわきまえず恥をかくという点で「馬鹿丸出し」と似ています。