「耳を傾ける」の意味とは!言葉を徹底解説
「耳を傾ける」という言葉はどの様な意味で使われるのでしょうか。
例文や類語なども併せて紹介します。
目次
- 「耳を傾ける」とは?
- 「耳を傾ける」の表現の使い方
- 「耳を傾ける」を使った例文と意味を解釈
- 「耳を傾ける」の類語や類義語・言い換え
「耳を傾ける」とは?
「耳を傾ける」の概要について紹介します。
- 「耳を傾ける」の読み方
- 「耳を傾ける」の意味
- 「耳を傾ける」の語源
- 「耳を傾ける」と「耳を澄ます」の違い
「耳を傾ける」の読み方
「耳を傾ける」は「みみをかたむける」と読みます。
難しい漢字ではないので読める様にしておきましょう。
「耳を傾ける」の意味
「耳を傾ける」は「注意深く聞くこと」「熱心に聞くこと」という意味です。
主に人の主張を聞く時に使われる表現で、相手の言うことを聞き洩らさない様にしよう、しっかりと理解しようとして集中して聞くことを言います。
「耳を傾ける」の語源
「耳を傾ける」は慣用句で、語源はその動作から来ています。
人は相手の言うことを一生懸命聞こうとすると、つい身体を乗り出したり片方の耳を相手に向けたりすることがあります。
この様に「体や耳を傾ける動作=一生懸命聞く行為」として使われる様になりました。
「耳を傾ける」と「耳を澄ます」の違い
「耳を傾ける」と似た意味の言葉に「耳を澄ます」があります。
「耳を傾ける」は「注意深く聞くこと」です。
相手が話している内容をしっかりと聞いて理解すると言うニュアンスがあります。
「耳を澄ます」は「小さな音や聞こえにくい音に対して物音を立てずに集中して聞くこと」という意味です。
人の意見だけではなくあらゆる音声を聞き拾おうとすことを言います。
2つの違いは「内容を理解するか、その音を聴こうとするか」という点です。
「耳を傾ける」の表現の使い方
「耳を傾ける」の使い方について紹介します。
- 「アドバイスに耳を傾ける」
- 「反対意見に耳を傾ける」
「アドバイスに耳を傾ける」
相手が自分の為に良かれと思って提案してくれていることに対して、素直に聞き入れる時に使います。
相手の言うことに一理あると思っている時の表現です。
「反対意見に耳を傾ける」
ビジネスで、自分の意見に対して反対の意見が出てくることがあります。
その様な時に嫌な顔をせず、相手の言い分も理解しようとして一生懸命話を聞く時に使われます。
「耳を傾ける」を使った例文と意味を解釈
「耳を傾ける」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「耳を傾ける」を使った例文1
- 「耳を傾ける」を使った例文2
「耳を傾ける」を使った例文1
「上司に仕事の悩みを相談したら耳を傾けてくれた」
仕事上で悩みを持っていたのですが、思い切って上司に相談したところ親身になって話を聞いてくれたことを表しています。
「耳を傾ける」を使った例文2
「もっと人の話に耳を傾けるべきだ」
普段あまり人の話を聞かずに勝手に行動してしまう人に対して忠告している言葉です。
「耳を傾ける」の類語や類義語・言い換え
「耳を傾ける」の類語を紹介します。
- 「傾聴する」【けいちょうする】
- 「清聴」【せいちょう】
「傾聴する」【けいちょうする】
「ただ一生懸命聞くだけではなく、相手の言いたいことや気持ち、状況などを汲むこと」という意味です。
「清聴」【せいちょう】
「人が自分の話を黙って聞いてくれることに対して尊敬する意味の言葉」です。
スピーチの後に「ご清聴ありがとうございました」として使われます。
「耳を傾ける」は「注意深く聞くこと」「熱心に聞くこと」という意味です。
ビジネスで打ち合わせをする時などに使ってみましょう。