「作為的」の意味とは!言葉を徹底解説
世の中では、色々な事柄がこの「作為的」に行われていることも多いものです。
目次
- 「作為的」とは?
- 「作為的」の表現の使い方
- 「作為的」を使った例文と意味を解釈
- 「作為的」の類語
「作為的」とは?
「作為的」とは、そうなるようにわざと仕向けられていることに使います。
例えば、選んだ結果がAとBのどちらかになる(か分からない)という選択で、必ずAになるように仕込まれていれば、その結果は「作為的」だったということです。
そうだとはっきり分かっていなくても、あまりに不自然だと感じた時にも使える言葉で、その場合は「作為的なものを感じる」などと用います。
- 「作為的」の読み方
「作為的」の読み方
「作為的」は、「さくいてき」と読む言葉です。
「為」は、訓読みで「ため」と読みますが、音読みでは「い」となります。
前後の「作」と「的」が共に音読みの為、必然的にその間の「為」も音読みにするのが日本語として一般的な熟語の読み方です。
中には音読みと訓読みが混在する熟語も存在しますが、この作為的には全て音読みで発音する言葉です。
「作為的」の表現の使い方
「作為的」は、わざとそのような方向に向かわせることなので、悪い意味で使う言葉だと捉えられがちですが、必ずしもそのような使い方だけとは限りません。
例として、「作為的にうまくやってくれた」といった使い方がそれに当たり、よい方向にわざと向かわせたという解釈になります。
ですが、あまり聞かない使い方で、基本的にはそうやられた、そうしてやった(どちらも悪い意味で)と用いる言葉だと考えておいていいでしょう。
「作為的」を使った例文と意味を解釈
「作為的」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味の解釈には困らないと思いますが、どれもあまりいいことの表現ではないのは、この言葉の意味からいた仕方ないところです。
- 「作為的」を使った例文1
- 「作為的」を使った例文2
「作為的」を使った例文1
「作為的にやったことが、そうだとバレてしまった」
あまりわざとらしくしてしまうと、それが作為的だと分かってしまうものです。
バレないように行うには、あくまで自然にそうなったと見せかけないといけません。
「作為的」を使った例文2
「あそこまで作為的だと、誰が見てもそうだと分かる」
こちらも、そうだと気付かれないようにうまく作為的にはできなかった例になります。
仕掛けた側以外が「作為的」という言葉を使った時点で、バレてしまっている(または、その可能性が高い)と言えるでしょう。
「作為的」の類語
「作為的」と似た意味で使える言葉です。
こちらの方が見聞きする機会が多いでしょう。
- 「意図的」【いとてき】
「意図的」【いとてき】
目的があって、わざとそのようにすることです。
「あれは、意図的に行われたことだと分かった」といった使い方をする言葉で、「作為的」とほとんど同じ意味で使われます。
「作為的」より用いられやすい言葉で、「意図的なものを感じる」、「意図的としか考えられない」のような使い方になります。
ほとんどの場合で「作為的」の言い換えとして使えると考えていいでしょう。
「作為的」は、ほとんど悪い意味で使われる言葉ですが、必要があるからこそ、そのようなことが行われるものです。
「企み」とも言えなくもありませんが、そこまで悪い印象はない(与えない)表現です。