「しどろもどろ」の意味とは!言葉を徹底解説
「しどろもどろ」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「しどろもどろ」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「しどろもどろ」とは?
- 「しどろもどろ」の表現の使い方
- 「しどろもどろ」のを使った例文と意味を解釈
- 「しどろもどろ」の類語や類義語・言い換え
「しどろもどろ」とは?
「しどろもどろ」という表現は話の筋道が立っておらず、乱れている、という意味になります。
例えば謝罪会見等では会見をしている張本人が「しどろもどろ」な状態になってしまい、しっかりと弁明できていない、説明できていない、ということがありますよね。
話の筋道が立っていない、乱れている、などという状態で相手に言いたいことが伝わっていない場合、それはまさに「しどろもどろ」だと言えるでしょう。
話の内容が乱れている、とりとめがない、などという時にこの表現が使われます。
- 「しどろもどろ」の語源
「しどろもどろ」の語源
「しどろもどろ」というのは、形容詞「しどけなし(い)」の「しど」に接尾語の「ろ」が付いた形になります。
「もどろ」は「まぎれる」「まどう」の動詞「もどろく」から来ており、「しどろ」に語呂を合わせることで、意味を強くしているといえます。
「しどろもどろ」の表現の使い方
誰かが話をしているときに、話の筋道が立っていなかったりして意味が伝わらない場合、それは「しどろもどろ」といえます。
例えば政治家が何か釈明するときに「しどろもどろ」になっていて全然伝わらない、ということがありますね。
話の仕方が乱れていて何を言っているのかわからない、などという場合にも「しどろもどろ」といえます。
「しどろもどろ」のを使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「しどろもどろ」を使った例文1
- 「しどろもどろ」を使った例文2
「しどろもどろ」を使った例文1
「あの先生の説明はしどろもどろで授業がよくわからない」
学校の先生だからといって全ての人がきちんと説明できるというわけではありません。
中には、何を言っているのかよくわからないという先生もいるのではないでしょうか。
「しどろもどろ」な説明をされてしまうと何を言われているのかよくわかりませんし、授業がますますわからないものになってしまうということもあるかもしれませんね。
「しどろもどろ」を使った例文2
「しどろもどろに生徒指導をされても困ります」
中学や高校では生徒指導がありますよね。
しかし、教師が「しどろもどろ」に生徒指導をすれば、生徒が逆に反発してしまうかもしれません。
特に中学生や高校生などは思春期の真っ只中ですから、教師も毅然とした態度を貫く必要があるのです。
「しどろもどろ」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「挙動不審」【きょどうふしん】
- 「首尾一貫性がない」【しゅびいっかんせいがない】
「挙動不審」【きょどうふしん】
「挙動不審」というのは隠し事などがあり、立ち居振る舞いに落ち着きがないという意味です。
何か隠し事をしている時などは「挙動不審」と思われる言動をとっているかもしれません。
「首尾一貫性がない」【しゅびいっかんせいがない】
「首尾一貫性」というのは初めから終わりまで筋道が通っていること、変わらないこと、という意味になります。
そのため、「首尾一貫性がない」というのは話の途中で物事が変わっている、筋道が通っていない、という意味になります。
「しどろもどろ」という言い回しはよく使われますので、ぜひ覚えておきましょう。
「しどろもどろ」な言動をしないように気をつけたいですね。