「首尾一貫性がない」の意味とは!類語や言い換え
「首尾一貫性がない」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「首尾一貫性がない」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「首尾一貫性がない」とは?
- 「首尾一貫性がない」の表現の使い方
- 「首尾一貫性がない」を使った例文と意味を解釈
- 「首尾一貫性がない」の類語や類義語・言い換え
「首尾一貫性がない」とは?
「首尾一貫性がない」というのは方針や考え方などが初めから終わりまでに変化している、筋が通っていない、という意味になります。
「首尾一貫」という表現には筋が通っていること、という意味があり、初めと終わりで矛盾がないという意味を持ちます。
つまり、「首尾一貫性がない」というのは矛盾がある、筋が通っていない、という意味になります。
- 「首尾一貫性がない」の読み方
「首尾一貫性がない」の読み方
「首尾一貫性がない」という表現は「しゅびいっかんせいがない」と読みます。
日常的にも使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「首尾一貫性がない」の表現の使い方
「首尾一貫性がない」という表現は日常的にもビジネスにおいても使える言い回しです。
例えば、誰かが知り合いと喧嘩をした、愚痴を聞いてほしい、などと言ってきたとしましょう。
その時にその人の言い分が途中で変化している、最終的に何が言いたいのかよくわからない、などという場合、「首尾一貫性がない」可能性があります。
例えば、旦那さんに対して「いつも家にいられるのは嫌だ」と言いながら「仕事ばかりで家に帰ってこないから嫌だ」と言っていたら、それは「首尾一貫性がない」ということになります。
「首尾一貫性がない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「首尾一貫性がない」を使った例文1
- 「首尾一貫性がない」を使った例文2
「首尾一貫性がない」を使った例文1
「首尾一貫性がない人は苦手です」
「首尾一貫性がない」という事は言い分に筋が通っていないということであり、言っていることがコロコロ変わる、ということです。
ビジネスなどにおいては言い分が頻繁に変化してしまうと周りから信頼を失う可能性がありますよね。
それでなくても自分の意見をしっかり持っている人にとっては、意見を持たない人は信頼できないと思われる可能性もあります。
たとえ屁理屈であったとしても、首尾一貫性がある人の方が良いと思われる場合もあります。
「首尾一貫性がない」を使った例文2
「今の話には首尾一貫性がありません」
誰かの話を聞いている時、「その話には首尾一貫性がないのではないか」と思った経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
最初と最後で言っていることが違うという場合、それは「首尾一貫性がない」ということになります。
実は言っている本人は首尾一貫性があると思っている可能性もありますので、もしも仲の良い友達ならば指摘しても良いかもしれませんね。
「首尾一貫性がない」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「矛盾している」【むじゅんしている】
- 「辻褄が合わない」【つじつまがあわない】
「矛盾している」【むじゅんしている】
「矛盾している」というのはあることを一方では肯定し、同時に他方では否定する、という意味です。
辻褄が合わないという時にこの表現が使われます。
「辻褄が合わない」【つじつまがあわない】
「辻褄が合わない」というのは話の筋道の前後関係などが正しくない、論理的でない、という意味になります。
「辻褄」という言葉には物事の道理や筋という意味があります。
「首尾一貫性がない」という表現は比較的よく使われる言い回しですので覚えておきましょう。
首尾一貫性のある話し方をしたいですね。