「がちんこ」の意味とは!言葉を徹底解説
「がちんこ」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
「がちんこ勝負」などと言いますよね。
ここでは「がちんこ」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「がちんこ」とは?
- 「がちんこ」の表現の使い方
- 「がちんこ」を使った例文と意味を解釈
- 「がちんこ」の類語や類義語・言い換え
「がちんこ」とは?
「がちんこ」というのは八百長ではない真面目な勝負、真剣勝負、という意味になります。
例えば、大相撲などで八百長が問題になることがありますよね。
八百長というのは真剣に勝負をしているかのように見せかけて、実は前もって約束しておいた通りに結末をつける、馴れ合いでことを運ぶ、ということになります。
一方が前もって負ける約束をしておき、うわべだけ勝負するというものですが、日本では特に大相撲に於いて八百長が問題になります。
「がちんこ」というのはこのようなヤラセではなく、真剣な勝負のことを指しているのです。
なみに、八百長とは縁のない力士は「がちんこ力士」と言われます。
- 「がちんこ」の語源
「がちんこ」の語源
「がちんこ」という表現は相撲からできあがりました。
力士が立ち会いをする時、「がちん」と音がするために真剣勝負を表す隠語として使われるようになったのです。
また、1950年代には力道山がプロレスに身を投じ、大相撲の慣習や文化がプロレスでも導入されるようになりました。
そのため日本のプロレスでも「がちんこ」という表現が使われるようになったと言われています。
「がちんこ」の表現の使い方
真剣勝負に対して「がちんこ」という表現が使われます。
ヤラセではなく、真剣にしたもの、真面目な真剣勝負という意味になります。
例えば「がちんこ勝負」と言われることがありますが、これは激しい争い、真っ向勝負、正面から戦いを挑む、といった意味で使われます。
本気で挑んだ勝負は「がちんこ勝負」だと言われるでしょう。
「がちんこ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「がちんこ」を使った例文1
- 「がちんこ」を使った例文2
「がちんこ」を使った例文1
「人々はがちんこを期待しています」
大相撲などでは頻繁に八百長が報じられますが、八百長がなされたとなるとがっかりしてしまいますよね。
人々は本気で応援し、その結果を喜んだりがっかりしたりしているのに、実はそれがヤラセでしたとなれば、多くの人の怒りを買うのは当たり前です。
人々は「がちんこ」を期待しており、それが真剣勝負であることを願っているのです。
本気で応援してくれている人の為にも、真剣勝負がなされなければいけません。
「がちんこ」を使った例文2
「どうやらあの2人はがちんこ対決をするらしい」
真っ向勝負から本気で試合をするらしいとなれば、「がちんこ対決をする」と言われることもあるでしょう。
お互いヤラセではなく、本気でぶつかり合う、すでに結果が決まっているなどということもなく、誰もどうなるのかわからない、などという時にこの表現が使われます。
「がちんこ対決」ではなく、「がちんこ勝負」と言われることもあります。
「がちんこ」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「真剣勝負」【しんけんしょうぶ】
- 「熾烈な戦い」【しれつなたたかい】
「真剣勝負」【しんけんしょうぶ】
「真剣勝負」というのは本物の刀を用いて勝負することを指す場合もありますが、本気で勝ち負けを争うこと、本気でことに当たること、という意味で使われる言葉です。
本気で何かをする場合に「真剣勝負」と言われます。
「熾烈な戦い」【しれつなたたかい】
「熾烈な戦い」というのは勢いが激しい戦い、ぶつかり合い、などという意味になります。
激戦と言われることもあります。
「がちんこ」という表現が大相撲から来ているという事は知らない人も多いのではないでしょうか。
八百長とは反対の意味を持つ言葉なのです。