「興ざめ」の意味とは!言葉を徹底解説
日常会話で「興ざめ」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども併せて詳しく紹介します。
目次
- 「興ざめ」とは?
- 「興ざめ」の表現の使い方
- 「興ざめ」を使った例文と意味を解釈
- 「興ざめ」の類語や類義語・言い換え
「興ざめ」とは?
「興ざめ」の概要について紹介します。
- 「興ざめ」の読み方
- 「興ざめ」の意味
「興ざめ」の読み方
「興さめ」は「きょうざめ」と読みます。
人によっては「きょうさめ」と読むこともあります。
フルに漢字で書くと「興醒め」ですが、読みにくいので多くの場合「興ざめ」と表記されています。
「興冷め」と書き間違わない様に注意しましょう。
「興ざめ」の意味
「興ざめ」は「それまで楽しい、面白いと思っていた気持ちが一気に失せてしまうこと」という意味です。
その場で皆で楽しく賑やかに過ごしていたのですが、何かのきっかけですぅっと冷めてしまうことを言います。
相手の言動に対して幻滅した時や、それまで自分だけがハイテンションだったのが冷静に戻り、その途端に今迄高揚していたり、好感度が高かったものに対する興味が失われてしまう時の表現です。
「興ざめ」の表現の使い方
「興ざめ」の使い方を幾つか初会します。
- 「興ざめ顔」【きょうざめがお】
- 「興ざめる」【きょうざめる】
「興ざめ顔」【きょうざめがお】
その場にいて急に冷静になったりものごとに興味を失ってしまい、気まずい表情になることを言います。
周囲から見て明らかにそれまでの表情と違うのが分り、気を遣ってしまう時に使われます。
「興ざめる」【きょうざめる】
「興ざめ」の動詞形です。
その時の楽しい気分が台無しになってしまった時に「興ざめた」と一言で言い表します。
「興ざめ」を使った例文と意味を解釈
「興ざめ」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「興ざめ」を使った例文1
- 「興ざめ」を使った例文2
「興ざめ」を使った例文1
「好意を持っていた女性がお酒に酔ってだらしなくなり興ざめした」
普段から好意を持っていた女性と一緒に飲む機会があり、非常に喜んでいました。
しかしその女性がお酒に酔ってだらしない振る舞いをするのを見てしまい、一気にその女性に対する興味や好意が失せてしまったことを表しています。
「興ざめ」を使った例文2
「好きなタレントが既婚者だったことが分り興ざめした」
好きなタレントがいて独身だと思い込み、自分も結婚できるチャンスがあるのではと期待して追っかけをしていました。
ところがそのタレントが既婚者だということが分り、急激に興味が失せてしまったことを表しています。
「興ざめ」の類語や類義語・言い換え
「興ざめ」の類語を紹介します。
- 「白ける」【しらける】
- 「鼻白む」【はなじろむ】
「白ける」【しらける】
「その場の雰囲気が悪くなり気まずい状態になること」を言います。
「興ざめ」はその人の内面的なものを言うのに対して「白ける」はその場全体の雰囲気が悪くなることを言います。
「鼻白む」【はなじろむ】
「個人的に気分を害するようなことを言われて雰囲気が悪くなること」「それまであった興味を失うこと」という2つの意味があります。
「興ざめ」は「それまで楽しい、面白いと思っていた気持ちが一気に失せてしまうこと」という意味です。
盛り上がっていたのに急に冷静に戻ってしまった時に使ってみましょう。