「シゴキに耐える」の意味とは!言葉を徹底解説
「シゴキに耐える」という言葉はどの様な意味で使われるのでしょうか。
解釈や例文などについて詳しく紹介します。
目次
- 「シゴキに耐える」とは?
- 「シゴキに耐える」の「シゴキ」とは?
- 「シゴキに耐える」を使った例文と意味を解釈
- 「シゴキに耐える」の類語や類義語・言い換え
「シゴキに耐える」とは?
「シゴキに耐える」の概要について紹介します。
- 「シゴキに耐える」の読み方
- 「シゴキに耐える」の意味
- 「シゴキに耐える」は社会人にもある
「シゴキに耐える」の読み方
「シゴキに耐える」は漢字にすると「扱きに耐える」と書き「しごきにたえる」と読みます。
「シゴキ」の漢字が難しいのでカナ表記にすることが多くなります。
「シゴキに耐える」の意味
「シゴキに耐える」の意味は「非常に厳しい鍛錬を成し遂げる」という意味です。
主に学生の運動部で使われる言葉で、上級生や指導者が、下級生に対して非常に厳しい指導をしながらも、下級生が我慢をして従うことを言います。
「シゴキに耐える」は社会人にもある
体育会系での「シゴキ」は時には暴力やいじめに近いものになり、多くの下級生が我慢できずに挫折していきます。
そんな中歯を食いしばって最後までやり抜いた下級生は、上から目をかけられて立派な選手に育って行くのです。
尚、現在では「シゴキに耐える」は社会人にも使われる言葉です。
会社に入り何も知らない新入社員を鍛えようと、上司や先輩が厳しく教育する時に使われます。
この「シゴキ」が「パワハラ」につながるケースも少なくないのですが、自分の将来を思って耐え抜く人も多いのです。
「シゴキに耐える」の「シゴキ」とは?
「シゴキに耐える」の「シゴキ」とは「柔らかいものを手で握りしめて、引き抜く様に中を絞り出すこと」「厳しく鍛えること」という意味があります。
語源は最初の意味で、そこから転じて後の意味で使われる様になりました。
そもそも「シゴキ」とは、本人の能力を伸ばす為に行われるもので、上に立つ者が権威を振るう為に行うものではありません。
最近では過度な訓練や教育により、「イジメ」「暴力」「パワハラ」の類語として見なされています。
「シゴキに耐える」を使った例文と意味を解釈
「シゴキに耐える」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「シゴキに耐える」を使った例文1
- 「シゴキに耐える」を使った例文2
「シゴキに耐える」を使った例文1
「厳しいシゴキに耐えて見事にレギュラーの座を勝ち取った」
部員の多い部活では、わざと訓練を厳しくしてどこまで耐えられるかを見ることあります。
最後まで耐え抜いて残ったメンバーは、指導者や先輩から認められて翌年レギュラーに選ばれる可能性が高いのです。
「シゴキに耐える」を使った例文2
「シゴキに耐え切れずにとうとう仕事を辞めてしまった」
営業で先輩について仕事をしていたのですが、とにかく厳しくていつも怒られてばかりです。
一流の営業マンになる為には我慢しなければならないことばかりですが、ストレスが溜まってしまいとうとう辞めてしまいました。
「シゴキに耐える」の類語や類義語・言い換え
「シゴキに耐える」の類語を紹介します。
4-1「磨き上げられる」【みがきあげられる】
「厳しく鍛錬されて優れた状態になること」という意味です。
「石の上にも三年」【いしのうえにもさんねん】
「辛くても我慢して耐え抜けば成功することの例え」です。
「冷たい石の上でも三年間座っていればあたたまってくること」からきた諺です。
「シゴキに耐える」は「非常に厳しい鍛錬を成し遂げる」という意味です。
体育会系の厳しいトレーニングに対して使ってましょう。