「おののく」の意味とは!言葉を徹底解説
「おののく」という言葉はどの様な意味があるのでしょうか。
漢字表記や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「おののく」とは?
- 「おののく」の表現の使い方
- 「おののく」を使った例文と意味を解釈
- 「おののく」の類語や類義語・言い換え
「おののく」とは?
「おののく」の概要について紹介します。
- 「おののく」の意味
- 「おののく」の漢字
- 「おののく」と「わななく」の違い
「おののく」の意味
「おののく」は「恐怖や寒さの為に体が震えること」という意味です。
夜に部屋を暗くして幽霊話を聞くと、恐怖の為に手足が震えることがあります。
寒い時に薄着でいると、こちらは寒さの為に手足が震えます。
この様に、恐怖や寒さなど、ゾクッとすることにより身体が震えることにいして「おののく」と言うのです。
「おののく」の漢字
「おののく」は漢字にすると「戦く」「慄く」と書きます。
非常に読みにくいので、一般的には平仮名表記されています。
「おののく」は日本で昔から使われていた大和言葉です。
「戦く」という漢字は中国から伝わり、「争うこと」の他に「身震いする」という意味もありました。
そこで「おののく」に「戦」という字が当てられたと言われています。
「おののく」と「わななく」の違い
「おののく(戦く)」と似た言葉に「わななく(戦慄く)」があります。
「おののく」は、「恐怖や寒さで体が震えること」という意味です。
「わななく」は、「恐怖や寒さで体が震えること」の他に「音や声が震える」「不安や動揺でざわざわする」「ほつれる」という意味があります。
「わななく」の方が幅広い意味で使える言葉であることから、こちらが元の言葉で、「おののく」は「わななく」が変化してできた言葉と言われています。
「おののく」と「わななく」は、使える意味の広さにあるという点です。
「おののく」の表現の使い方
「おののく」の使い方について紹介します。
- 「恐れおののく」【おそれおののく】
- 「震えおののく」【ふるえおののく】
「恐れおののく」【おそれおののく】
「恐怖のあまりに身震いすること」という意味です。
目の前で恐怖を感じたり、相手に対しておそれかしこまり、思わず身震いをして引き下がる時に使います。
「震えおののく」【ふるえおののく】
「恐怖を感じて身震いすること」という意味です。
「おののく」に「身震いする」という意味があるので、意味を強調している言葉としてつかいます。
「おののく」を使った例文と意味を解釈
「おののく」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「おののく」を使った例文1
- 「おののく」を使った例文2
「おののく」を使った例文1
「幽霊が出るトンネルと聞いておののいた」
ドライブをしていて、これから向かうトンネルには幽霊が出るという情報を入手しました。
夜になってからその場所を通ることで恐怖が募り、震えが出てしまったことを表しています。
「おののく」を使った例文2
「あまりの寒さに一歩出ておののいた」
暖かい地方から寒い地方へ飛行機で移動して、一歩空港を出た途端にあまりの寒さに身震いしたことを表しています。
「おののく」の類語や類義語・言い換え
「おののく」の類語を紹介します。
- 「戦慄が走る」【せんりつがはしる】
- 「縮みあがる」【ちぢみあがる】
「戦慄が走る」【せんりつがはしる】
「恐怖を感じて震える感覚が身体中に巡ること」という意味です。
「縮みあがる」【ちぢみあがる】
「恐怖や寒さを感じて思わず身体をすくめること」という意味です。
「おののく」は「恐怖や寒さの為に体が震えること」という意味です。
思わずゾクッとした時に使ってみましょう。