意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「一途をたどる」とは?意味や言い換え!例文と解釈

皆さんは「一途をたどる」という言葉を色々な場面で耳にしたことがあると思いますが、この言葉は使われるシチュエーションで、いい意味になったり、悪い解釈になることもあります。

そこで今回は、この「一途をたどる」について、考察していくことにします。

一途をたどる

Meaning-Book
「一途をたどる」とは?意味や言い換え!例文と解釈>


目次

  • 「一途をたどる」とは?
  • 「一途をたどる」を分解して解釈
  • 「一途をたどる」の表現の使い方
  • 「一途をたどる」を使った例文と意味を解釈
  • 「一途をたどる」の類語や類義語・言い換え


「一途をたどる」とは?

「一途をたどる」とは?

「一途をたどる」は、「途中で様子が変わることなく、いつも1つの方向に物事が進み続ける様子」意味している言葉です。

「 悪化の一途をたどる」という表現だと、あまり好ましくない状況に物事が進んでいくことを指しており、その程度が次第に悪くなっていくニュアンスを帯びています。

  • 「一途をたどる」の読み方

「一途をたどる」の読み方

「一途をたどる」は、「いっとをたどる」と読みますが、「一途」自体は「いちず」という読み方をしますので、間違いのないように、ここでしっかりとチェックしておいてください。



「一途をたどる」を分解して解釈

「一途をたどる」を分解して解釈

「一途をたどる」「一途」「たどる」の2つの言葉に分けて、それぞれの意味を解釈していくことにします。

  • 「一途」
  • 「たどる」

「一途」

「一途」は、「ただ1つのことに、しっかりと打ち込んで他のことを考えない」という意味があります。

「たどる」

「たどる」は、「探り求めて行く」「捜しながら知らない世界に踏み込む」「見通しが立たない筋道を尋ねて探し求めて行く」「進みづらい道を苦労しながら進んでいく」「物事がある蜜筋を一歩ずつ進んで行く」という解釈があります。

「一途をたどる」の表現の使い方

「一途をたどる」の表現の使い方

「一途をたどる」は、「物事の動きや状況がある方法に向かって進んでいくこと」を指していますので、世の中の情勢が悪化したり、経済が上向き方向に進んでいるような場合に使われることになります。



「一途をたどる」を使った例文と意味を解釈

「一途をたどる」を使った例文と意味を解釈

ここで「一途をたどる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。

  • 「一途をたどる」を使った例文1
  • 「一途をたどる」を使った例文2

「一途をたどる」を使った例文1

「今年に入り、日本経済は悪化の一途をたどっている。このままでは、多くの企業が疲弊していくことになるので、経済対策を講じる必要がある」

「一途をたどる」が物事が悪化する場面でも使われることがありますが、この例文のように、経済の状況を表すことができます。

経済はタイミングによって、大きく変わっていきますが、様々な要因が考えられます。

大事なことは、企業単位での自助努力で回復することもありますが、政府による経済対策を講じることの必要であるということです。

「一途をたどる」を使った例文2

「スマートフォンの普及により、半導体の生産量は増加の一途をたどる」

この例文での「一途をたどる」は、物事の状況を肯定的に捉えている表現で、いい意味でも使うことができる言葉です。

但し、このようにいい意味で使うケースは、そんなに多く見ることがないかもしれません。

「一途をたどる」の類語や類義語・言い換え

「一途をたどる」の類語や類義語・言い換え

「一途をたどる」を他の言葉で言いかえるとするなら、どのような言葉があるのかを見ていくことにします。

  • 「激化する一方」【げきかするいっぽう】
  • 「とどまる所がない」【とどまるところがない】

「激化する一方」【げきかするいっぽう】

「激化する一方」という言葉も「一途をたどる」の類語語として挙げることができますが、「物事の程度が活発になっていく」という意味ですが、「悪い状況になっていくことを止めることができない」というような意味合いがあります。

「とどまる所がない」【とどまるところがない】

「とどまる所がない」という言葉もありますが、「止まらない」「グングンと勢いよく進む」「それ以上先には進まないという状態になることがなく、そのまま進み続ける」という意味合いを持つ言葉です。

icon まとめ

「一途をたどる」の意味や活用シーンを紹介してきましたが、この言葉が経済記事などで、よく目にすることがあるので、ビジネス業界に身を置いている人にとっては、敏感に反応してしまう言葉の1つとも言えるでしょう。