「びっこを引く」とは?意味など徹底解説
「びっこを引く」は、今では差別用語と呼ばれるジャンルに入ってしまう言葉です。
目次
- 「びっこを引く」とは?
- 「びっこを引く」の語源や由来
- 「びっこを引く」の類語や言い換え
「びっこを引く」とは?
「びっこを引く」とは、片足を引きずっている様子に対して使います。
「びっこを引いて歩いている」とすると、そのような姿で歩いていることの表現になります。
しかし、冒頭にも書きましたが、現在ではこの言葉は雑誌や放送などのメディアで使われることはなく、差別用語の1つと認識されており、うっかり(もちろん悪気はなく)そのように発言してしまった芸能人が、後に公式に謝罪したこともありました。
「びっこを引く」の語源や由来
「びっこを引く」の語源は定かではありませんが、足を「引く」と「子」からきていると言われています。
その為、元々は子供同士でそういった様子を揶揄する為に使っていた言葉だと考えられています。
「びっこを引く」の類語や言い換え
「びっこを引く」は、先のようにあまり好ましい表現ではない為、「足を引きずる」と言い換えて使うと考えていいでしょう。
また、以下のような表現も「びっこを引く」の代わりに用いられます。
- 「片足が不自由」【かたあしがふじゆう】
- 「跛行」【はこう】
「片足が不自由」【かたあしがふじゆう】
障がいの為に足をひきずっている場合には、このように表現するのが一般的です。
各種のメディアを始め、どのようなシチュエーションでも、この表現であれば問題なく使うことができます。
怪我などによる一時的な場合に用いても構いません。
「跛行」【はこう】
あまり使われない言葉ですが、片足を引きずる(引きずっている)という意味で用いる言葉です。
人間にも使いますが、動物に対して使うことが多く、「跛行している牛は別の運動場に分けた」といったように使われます。
「びっこを引く」は、意味は覚えておいて構いませんが、まず使うことはない言葉だと考えてください。
例え親しい仲であっても、用いない方がいいでしょう。