「のらりくらり」の意味とは!言葉を徹底解説
「のらりくらり」という言葉は一体どの様な意味あるのでしょうか。
語源や具体例なども併せて紹介します。
目次
- 「のらりくらり」とは?
- 「のらりくらり」の具体例や表現の使い方
- 「のらりくらり」を使った例文と意味を解釈
- 「のらりくらり」の類語や類義語・言い換えなど解釈
「のらりくらり」とは?
「のらりくらり」の概要について紹介します。
- 「のんびりとかわして要点をつかませないこと」の意味
- 「怠けて殆どなにもしないこと」の意味
- 「のらりくらり」の語源や由来
「のんびりとかわして要点をつかませないこと」の意味
相手が突っ込んできてもあれこれと話題を変えてかわし続けて、決め手となることを言いません。
それを言うと自分或いは誰かが不利になりと分かっている為に、わざと相手の言っていることが分らないフリをしたり、的を射ない回答をしたりすることを言います。
「怠けて殆どなにもしないこと」の意味
やるべきことがあるのにやらずに、時間をつぶして過ごしていることを言います。
全く何もしていないことの他に、本当に動作がゆっくりで何をするにも非常に時間がかかることも表します。
「のらりくらり」の語源や由来
「のらりくらり」は擬態語の様に思えますが、言葉に意味があります。
「のらり」は古語でものを言うことの「宣る(のる)」に由来しています。
「のらり」は「宣る」の否定形で「何も言わない」という意味になります。
「くらり」は「めまいがすること」という意味の他に「とらえどころのないさま」という意味もあるのです。
これらの言葉が組み合わさり「何も言わずにとらえどころのないこと」という意味で使われる様になりました。
「のらりくらり」の具体例や表現の使い方
「のらりくらり」は、「行動に締まりがない時」に使われます。
動作が遅い、質問に対して的確に答えない、いつもヘラヘラしている人に対して「のらりくらりとしている」と使います。
「仕事が遅い」ことを表していますので良い言葉ではありません。
人に対して使うと悪口になってしまうので注意しましょう。
「のらりくらり」を使った例文と意味を解釈
「のらりくらり」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「のらりくらり」を使った例文1
- 「のらりくらり」を使った例文2
「のらりくらり」を使った例文1
「彼は質問をのらりくらりと交わした」
その質問に答えると何らかの不利な立場になることが分かっていたのでしょう。
鋭く追及されても決して本当のことを言わずに相手が根負けするまで時間を稼いでいたことを表しています。
「のらりくらり」を使った例文2
「彼は毎日のらりくらりと仕事をしている」
一応遅刻せずに出勤しているのですが、ほとんど仕事をせずにぼうっとしている時間が長いことを表しています。
全く何もしていないのでばなく、パソコン画面を開いていたり長電話をしているなど無駄な時間が長いのです。
「のらりくらり」の類語や類義語・言い換えなど解釈
「のらりくらり」の類語を紹介します。
- 「お茶を濁す」【おちゃをにごす】
- 「のんべんだらり」【のんべんだらり】
「お茶を濁す」【おちゃをにごす】
「適当なことを言ってその場を取りつくろうこと」という意味です。
素人がお茶をたてると濁ってしまうのですが、何とかしてそれらしく見せることから使われる様になりました。
「のんべんだらり」【のんべんだらり】
「なにもせずにだらだらしていること」「行動がだらだらしていること」という意味です。
「のらりくらり」は「のんびりとかわして要点をつかませないこと」「怠けて殆どなにもしないこと」という意味です。
のんびりとしていて何を考えているのか分らない人に使ってみましょう。