「倫理観」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「倫理観」、という表現を知っているでしょうか。
生きている上では適切な「倫理観」を持つ必要があります。
ここでは「倫理観」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「倫理観」とは?
- 「倫理観の欠如」とは?
- 「倫理観」の表現の使い方
- 「倫理観」を使った例文と意味を解釈
- 「倫理観」の類語や類義語・言い換え
「倫理観」とは?
「倫理観」というのは人として守るべき道や善悪の判断において普遍的な基準となるものの考え方、という意味があります。
子供の時、人間は善悪を学びます。
しかし、何を基準として善悪を決めるのでしょうか。
例えば、電車に乗って座っている時、その満員電車にお年寄りが乗ってきたら、そのお年寄りに席を譲るべきである、という事は誰もが知っていることです。
その時の基準となるものが「倫理観」になります。
考え方というものは個人の考え方のみならず、社会に対しても考えていかなければいけません。
その時の基準が「倫理観」になるのです。
- 「倫理観」の読み方
「倫理観」の読み方
「倫理観」という表現は「りんりかん」と読みます。
非常に大切な表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「倫理観の欠如」とは?
「倫理観の欠如」、というのはその「倫理観が欠如している」、善悪を判断するための基準がない、という意味であり、つまり善悪の判断ができていないという意味になります。
人として生活する上では「倫理観」が非常に重要ですが、「倫理観」が欠如している人も珍しくないでしょう。
たとえ法律に反していなかったとしても、善悪の判断ができないという人は「倫理観が欠如している」といえます。
例えば、お年寄りがいるにもかかわらず席を譲らない、困っている人がいるのに助けなければと思えない、という人は「倫理観が欠如している」と考えられます。
「倫理観」の表現の使い方
「倫理観」という表現は日常的にも使えますので、ぜひ覚えておきましょう。
子供には「倫理観」を教えていかなければいけません。
人として守らなければいけない道ですから、「倫理観」がわからないという事は人として行動できない、ということになってしまいます。
最近は小学校でも道徳の授業を導入している場所が多く、小さな頃から善悪の判断を教えようと取り組んでいます。
「倫理観」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「倫理観」を使った例文1
- 「倫理観」を使った例文2
「倫理観」を使った例文1
「足を滑らせて転んだ人も無視するなんて、倫理観の欠如もいいところだ」
目の前で誰かが足を滑らせて転んだら、あなたはその人に手を差し伸べられるでしょうか。
もしかしたら必要ないかもしれない、迷惑かもしれない、などと躊躇してしまうかもしれません。
しかし、足を滑らせて転んだその人が怪我でもしていたら、無視するわけにはいかないです。
そこでその人に手を差し伸べなければ、それは「倫理観」が欠如しているといえます。
せめて声をかけられるようになりたいものです。
「倫理観」を使った例文2
「彼女は倫理観をしっかりと持っている」
「倫理観」というと、「倫理観の欠如」、つまり人に対して優しくない、というイメージを浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、中には逆に「倫理観」をしっかりと持ち、自分の良心に従って行動できる人もいます。
人間としてどうするべきなのか、どのように振る舞うべきなのか、そしてどのような言葉遣いをするべきなのか、ということをしっかりと判断できれば、それは「倫理観」があると言えるのです。
「倫理観」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「モラル」【もらる】
- 「正義感」【せいぎかん】
「モラル」【もらる】
モラル、というのは倫理や道徳、生き方に対する真剣な反省、という意味になります。
世代や状況によって変化していくマナー事ではなく、普遍的な価値観のことを指しています。
「正義感」【せいぎかん】
正義感というのは人一倍正義の気持ちが強い人、自分はこれだけは譲れないと感じるものに対し、ゆずれないという気持ちを持っていることを指しています。
正しいと思ったことを実行に移せたら、勇気があり、正義感があると言えるでしょう。
目の前で誰かがいじめられていた場合、もしかしたら次は自分がいじめられてしまうかもしれないと感じ、怖くて声をかけられないという人もいるかもしれません。
それに対し、いじめは悪いことだと声をかけられるのであれば、その人は正義感があると言えるでしょう。
「倫理観」というのは非常に重要なものです。
「倫理観」が欠如してしまうと人としての道を歩んで行きません。
正しい「倫理観」を身に付けておきたいです。