「誇示」とは?意味や使い方!例文や解釈
「誇示」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「誇示」という言葉を使った例文や、「誇示」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「誇示」とは?
- 「誇示」の類語や類似表現や似た言葉
- 「誇示」を使った例文や短文など
- 「誇示」の反対語
「誇示」とは?
「誇示」という言葉を知っているでしょうか。
「仕事の実績を誇示する」人を見たことがあるかもしれません。
一方で、「誇示」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「誇示」という言葉の意味を紹介します。
- 「誇示」の読み方
- 「誇示」の意味
「誇示」の読み方
「誇示」は「こじ」と読みます。
少し難しい漢字が使われているため、初見で正しく読むのは難しいかもしれません。
これを機会に、「誇示」は「こじ」と読みましょう。
「誇示」の意味
「誇示」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「誇示」には、「得意になって示すこと」という意味があります。
ビジネスシーンでは、自分の仕事の実績を、得意になって周囲の人に示す人がいるかもしれません。
このような人は「仕事の実績を誇示する」人になります。
このように、「誇示」には「得意になって示すこと」という意味があります。
「誇示」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「誇示」の類語や類似表現を紹介します。
「誇示」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「見せつける」【みせつける】
- 「見せびらかす」【みせびらかす】
- 「ひけらかす」【ひけらかす】
- 「示威」【じい】
- 「振り回す」【ふりまわす】
「見せつける」【みせつける】
「見せつける」には、「ことさら目につくようする」という意味があります。
例えば恋愛を始めたころのカップルは、熱愛ぶりを周囲にことさらアピールしようとします。
このような時のカップルの様子を「熱愛ぶりを見せつける」などと表現します。
また偉い人とのつながりを周囲に知らせたいと思う人は、人目に付きやすい場所で、ことさら目につくようにします。
このような時、「偉い人とのつながりを、見せつける」と言います。
「見せびらかす」【みせびらかす】
「見せびらかす」という言葉を知っているでしょうか。
「見せびらかす」には、「自慢そうに見せる」という意味があります。
お金持ちの中には、高級な服やバッグを自慢そうに見せる人がいるでしょう。
このような人の様子を「高級なバッグや服をみせびらかす」と表現します。
「ひけらかす」【ひけらかす】
「ひけらかす」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ひけらかす」には、「得意がってしきりに見せびらかす」という意味があります。
才能を得意がって周囲の人に見せびらかす人は「才能をひけらかす」と表現できます。
また高学歴の人が、自分の学歴を得意がって見せびらかす時、「学歴を見せびらかす」と言います。
「示威」【じい】
「示威」という言葉があります。
「示威」には、「威力を示すこと」という意味があります。
「軍事力を示威する」という場合は、その国の軍事力を示すことという意味になります。
「振り回す」【ふりまわす】
「振り回す」という言葉には、「無闇に誇示する」という意味があります。
「学歴を振り回す」という時は、会う人会う人にむやみに学歴を誇示するという意味になります。
「誇示」を使った例文や短文など
次に「誇示」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「誇示」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「誇示」を使った例文1
- 「誇示」を使った例文2
「誇示」を使った例文1
「彼女は若さと美しさを『誇示』する、自信満々な女性だ」
この例文のように、自分の若さや美しさを、得意げにひけらかす女性がいます。
このような人は自分の魅力を「誇示」している人と言えるでしょう。
しかし、魅力的なのは確かだとしても、あまりにも自分に対して自信があり、周囲に堂々と見せびらかす女性は、男性から見て近づきがたく、避けたい相手になるかもしれません。
男性にとって本当に魅力的な女性は、自分の若さや美しさに気付いていない、無自覚な美女なのかもしれません。
「誇示」を使った例文2
「Aさん夫婦は、仲の良さを周囲の人に『誇示』しているが、心は冷え切っている」
この例文のように、仲の良さをアピールする夫婦ほど、内実は冷え切っているというケースがあります。
本当に仲の良い夫婦は、恥ずかしいので仲の良さを隠そうとするかもしれません。
Aさん夫婦のような仲の良さの「誇示」は、どこか不自然な雰囲気があるため、周囲の人も奇妙に感じるかもしれません。
同じように、実績や学歴をやたらと「誇示」する人も、何かしら後ろめたいものがあったり、現在の自分に自信がないなど、得意になって示そうとする本当の理由があるのかもしれません。
「誇示」の反対語
「誇示」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「誇示」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「卑下」【ひげ】
- 「謙遜」【けんそん】
- 「謙譲」【けんじょう】
- 「下手に出る」【したてにでる】
「卑下」【ひげ】
「卑下」には、「自分を卑しめて、へりくだること」という意味があります。
「自分なんてダメです」などと、自分を卑しめてへりくだっている人を見た時に、「卑下し過ぎです」「そんなに卑下しないでください」などと言ってみましょう。
「謙遜」【けんそん】
「謙遜」には、「へりくだること」という意味があります。
例えばイケメンの同僚が、「全然モテません」などと言う時、「謙遜している」ことになります。
また学歴が高い人が、「たいした大学を出ていません」と言ったり、「大学ばかり立派で、自分は全然です」などとへりくだる様子を、「謙遜」と言います。
「謙譲」【けんじょう】
「謙譲」には、「へりくだって、相手に譲ること」という意味があります。
「謙譲語」という尊敬語のひとつがありますが、「謙譲語」は、自分をへりくだり、相手を立てる意味があります。
「下手に出る」【したてにでる】
「下手に出る」という言葉を知っているでしょうか。
「下手に出る」には、「へりくだった態度で接する」という意味があります。
誰かにお願い事をする人が、へりくだった態度でお願いする時、「下手に出て、お願いする」と表現できます。
「誇示」という言葉について見てきました。
自分の実力やスキル、学歴などを得意になって示す人を見た時、「誇示」という言葉を使ってみましょう。