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「黒煙」の意味とは!言葉を徹底解説

「黒煙」という表現を知っているでしょうか。

火事が起こったときなど、「黒煙」が出てきますよね。

ここでは「黒煙」という表現について詳しく紹介していきます。

黒煙

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目次

  • 「黒煙」とは?
  • 「黒煙」の英語と解釈
  • 「黒煙」を使った例文と意味を解釈
  • 「黒煙」の類語や関連語と解釈


「黒煙」とは?

「黒煙」とは?

「黒煙」というのは「石油」「菜種油」などの燃料が不完全燃焼するときに発生する煙を指しており、「炭素」が主成分になっています。

主成分が炭素であるために、この「黒煙」は書道などの墨を作るために使われており、このためには菜種油にろうそくのような火をともし、「黒煙」の炭素を集め、固める必要があります。

日本国内においては公害として1970年代まで工場からの排出ガスなどが問題視されていましたが、1980年代になってからはトラックなどの排気ガスが環境問題として指摘されるようになりました。

これは浮遊粒子状物質となり、住民の呼吸器などに付着して喘息などの問題を起こすこともあります。

自動車以外の「黒煙」には「発がん性物質」が含まれる場合もあるとされており、今でも問題視されているのです。



「黒煙」の英語と解釈

「黒煙」の英語と解釈

「黒煙」という表現を英語にすると“black smoke”になります。

例えば、「黒煙が立ち上っている」ということであれば“Columns of black smoke shop up into the air.”になります。

「黒煙」を使った例文と意味を解釈

「黒煙」を使った例文と意味を解釈

ここでは例文を紹介していきます。

  • 「黒煙」を使った例文1
  • 「黒煙」を使った例文2

「黒煙」を使った例文1

「放火事件があり、黒煙がもくもくと立ち上っていました」

2019年7月18日、アニメ制作会社、「京都アニメーション」のスタジオが火災に遭いました。

この時は窓から「黒煙」が立ち上って上空を覆い、周辺を騒然とさせたと言われています。

窓から助けを求める人もおり、現場はパニックになっていました。

火事で立ち上る「黒煙」は普段見かけるような「黒煙」とは量が違うため、人々をパニックに陥れてしまうのです。

「黒煙」を使った例文2

「黒煙は吸い込まないように気をつけてください」

火災に巻き込まれた場合、この「黒煙」を吸い込んでしまうことで呼吸困難になり、意識を失ってしまうことがあります。

「黒煙」を吸い込まないためにはハンカチなどで鼻と口を覆い、体を低くして避難するようにしましょう。

もしもハンカチなどを持っていない場合は袖でも良いですので、鼻と口を覆うことが大切です。



「黒煙」の類語や関連語と解釈

「黒煙」の類語や関連語と解釈

ここでは類義語を紹介していきます。

  • 「白煙」【はくえん】
  • 「煙幕」【えんまく】

「白煙」【はくえん】

白煙は白い煙を指しており、「黒煙」とは意味が異なります。

白い煙のように見えるものも白煙と言われます。

「煙幕」【えんまく】

煙幕というのは戦争などで敵の目を遮り、味方の状態を隠すため、幕のように広く拡散させる煙を指しています。

転じて、「煙幕を張る」というと相手に真意を捉えさせないようにうまく発言する、という意味になります。

icon まとめ

「黒煙」は白煙とは異なります。

火事になった時などは「黒煙」が立ち昇りますので、吸い込まないように気をつけましょう。

「黒煙」は健康にも大きな被害を及ぼす可能性があります。