「指針を定める」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは、「指針を定める」という言葉について、色々と感じるものがあるのではないかと思います。
普段の生活の中で、この言葉を使う機会はあまりないでしょうが、仕事をされている人にとっては、とても重要なキーワードのはずです。
今回は、この「指針を定める」という言葉について、フォーカスを当てていきながら、考察していきたいと思います。
目次
- 「指針を定める」とは?
- 「指針を定める」を分解して解釈
- 「指針を定める」の表現の使い方
- 「指針を定める」を使った例文と意味を解釈
- 「指針を定める」の類語や類義語・言い換え
「指針を定める」とは?
「指針を定める」とは、「中長期な観点から、どのようなことを基本にして物事を進めていくか、活動の基本骨子を明確にすること」という意味で解釈することができます。
一言で言うと「基本的な指針を明確にする」ということになります。
- 「指針を定める」の読み方
「指針を定める」の読み方
「指針を定める」は「ししんをさだめる」と読みますが、難しい漢字は使われていないので、ここで正確に読めるようにチェックしておいてください。
「指針を定める」を分解して解釈
「指針を定める」を2つの言葉に分けて、それぞれの意味を解釈していくことにします。
- 「指針」
- 「定める」
「指針」
「指針」と言えば「時計など各種計器類につけられた針」のことを意味していますが、この時の解釈としては、「人や企業などの団体が向かうべき方向を示す大方針」ということを指しています。
「定める」
「定める」は「物事を一定の状態に落ち着かせる」、あるいは「公的に決める」、「揺れ動かないようにする」という意味があります。
「指針を定める」の表現の使い方
「指針を定める」には「基本的な骨子となる方針を明確に決める」ということをいっていますので、企業のトップ、すなわち社長が経営のあるべき姿やこれからの取り組むことの概要なり、目的をなりを社内外に向けて発信するような場面で使われることになります。
「指針を定める」を使った例文と意味を解釈
ここで「指針を定める」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「指針を定める」を使った例文1
- 「指針を定める」を使った例文2
「指針を定める」を使った例文1
「社長が次年度を迎えるに当たり、指針を定めることになった」
「指針を定める」という言葉を使う場面として、よく出てくる光景と思います。
このように企業のトップが明確な「指針を定める」ことによって、初めて社員が一致団結して行動することができます。
それだけに社員が提示する「指針」は非常に重要なことです。
「指針を定める」を使った例文2
「うちの部長は指針が定められていないので、どのような方向に進むべきが迷いが生じている」
このようなことも「指針を定める」ことでよくあることです。
この例文では、「指針を定めることをしない」責任者がいるので、職場が混乱しているということを言っています。
「指針を定める」ことは、企業においては、社長だけどなく、その下の管理職の人が定めるべきこともあります。
トップの「指針」をベースに、部署毎に「指針を定める」ということも重要なことですが、それができない部長や課長がいると、現場の社員は仕事がしづらくなることは言うまでもありません。
「指針を定める」の類語や類義語・言い換え
「指針を定める」を他の言葉に置き換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「ガイドラインを定める」【かいどらきんをさだめる】
- 「ビジョンを描く」
「ガイドラインを定める」【かいどらきんをさだめる】
「ガイドラインを定める」が「指針を定める」の類語として扱うことができますが、「適切な行動に導くルールあるいは原則を明確に決めること」という意味になります。
「ビジョンを描く」
「ビジョンを描く」という表現もありますが、「予定や計画のあらましを思い描くこと」という意味になります。
「指針を定める」について、言葉の意味や活用シーンを紹介してきましたが、ビジネスの世界では、このことは非常に大切なことです。
皆さんも管理職になっていくと、このようなことがあることを覚えておくことです。