「逸品」とは?意味や使い方!例文や解釈
「逸品」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「逸品」という言葉を使った例文や、「逸品」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「逸品」とは?
- 「逸品」の類語や類似表現や似た言葉
- 「逸品」を使った例文や短文など
- 「逸品」の反対語
「逸品」とは?
みなさんは「逸品」という言葉を知っているでしょうか。
アンティークショップなどで「これは、逸品だ」などと、言った経験があるかもしれません。
一方で、「逸品」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「逸品」という言葉の意味を紹介します。
- 「逸品」の読み方
- 「逸品」の意味
「逸品」の読み方
「逸品」は「いっぴん」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「逸品」は「いっぴん」と読みましょう。
「逸品」の意味
「逸品」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「逸品」には、「優れた品物や作品」という意味があります。
特に、美術や骨董品に対して使う機会が多い言葉になります。
アンティークショップには、美術や骨董品が売られていますが、その中には、優れた品物があるでしょう。
そのような品物に対して「逸品」と言います。
このように「逸品」には、「優れた品物や作品」という意味があります。
「逸品」の類語や類似表現や似た言葉
次に「逸品」の類語や類似表現を紹介します。
「逸品」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「良品」【りょうひん】
- 「名品」【めいひん】
- 「絶品」【ぜっぴん】
- 「天下一品」【てんかいっぴん】
- 「掘り出し物」【ほりだしもの】
- 「上物」【じょうもの】
「良品」【りょうひん】
「良品」には「質の良い品物」という意味があります。
「良品を扱っているお店」という時は、「質の良い商品を扱っている店」という意味があります。
ガレージセールなどに行き、質の良い商品だけを購入したい時は、「良品だけを選ぶ」などと言います。
「良品をおすすめする」「良品を見分ける目を持っている」などという使い方をします。
「名品」【めいひん】
「名品」には、「時代を代表する、優れた高い品物」という意味があります。
「これは素晴らしい名品だ」という時は、「これは、時代を代表するような、優れた品物だ」という意味になります。
デパートの催事などで、「名品展」などが開催される時は、時代を代表するような、優れた高価な品物が揃っているということになります。
「絶品」【ぜっぴん】
「絶品」には、「極めて優れた品物」という意味があります。
骨董品屋さんで、極めて優れた品物を見つけた時、「この皿は絶品だ」などと言います。
美味しい料理を食べた時、「あそこのラーメンは絶品だ」「大将の握る寿司は絶品だ」などという表現を使うことがあります。
「天下一品」【てんかいっぴん】
「天下一品」という言葉には、「他に比類ない、優れた品」という意味があります。
例えば国宝に指定されるような器や装飾品は「天下一品」と言えるかもしれません。
また美味しい食事を食べて、感動した時、「この料理は天下一品だ」などと表現し、最大の賛辞を贈るかもしれません。
「掘り出し物」【ほりだしもの】
「掘り出し物」には、「思いがけず偶然手に入れた物」という意味があります。
ネットオークションで、偶然欲しかった物をみつけた時、「ネットオークションで、掘り出し物をみつけた」などと言います。
「掘り出し物を探しに、アンティークショップを訪ねる」「掘り出し物を探して、古本屋を巡る」などという使い方をします。
「上物」【じょうもの】
「上物」という言葉には、「上等な品物」という意味があります。
鮮魚店を訪れた時、店主が「このマグロは上物だよ」などと言います。
顔なじみの八百屋や鮮魚店を作っておくと、「上物」を紹介してもらいやすくなり、食生活が充実するかもしれません。
「逸品」を使った例文や短文など
続いて「逸品」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「逸品」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「逸品」を使った例文1
- 「逸品」を使った例文2
「逸品」を使った例文1
「これほどの『逸品』をいまだかつて見たことがない」
この例文に登場する品物は、その人がかつて見たことがないような素晴らしい品物だったのでしょう。
もしこの人がアンティークなどを扱う骨董品屋の主人だとしたら、国宝レベルの素晴らしい器や装飾品なのかもしれません。
またそれほど美術品や骨董品に触れたことがない人は、それなりの品でも「逸品」と表現するかもしれません。
「逸品」を使った例文2
「今回の美術展は、『逸品』ばかりが揃っている」
この例文は、素晴らしい絵画や工芸品ばかりを扱っている美術展についての文章になります。
全国で様々な美術展が開催されていますが、その中でも特に素晴らしい品物が揃った美術展なのかもしれません。
「逸品」の反対語
「逸品」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「逸品」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「安物」【やすもの】
- 「粗品」【そしな】
- 「際物」【きわもの】
- 「傷物」【きずもの】
- 「ぽんこつ」
「安物」【やすもの】
「安物」には、「安くて粗悪な品物」という意味があります。
「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、安くて粗悪な品物は、どんなに安くても役に立たないため損をする」という意味があります。
「粗品」【そしな】
「粗品」には、「粗末な品」という意味があります。
「粗品ですがお納めください」などと、ビジネスシーンなどでお土産を渡す時に使うことがあります。
本当に粗末な品ではなく、他人に品物を贈る時の謙譲語になります。
「際物」【きわもの】
「際物」という言葉には、「その時期だけに売れる品物」という意味があります。
例えば、ワイドショーなどで話題になっている芸能人が暴露本を出版した時、その暴露本は「際物」と言えるでしょう。
「傷物」【きずもの】
「傷物」には「傷が付いたもの」という意味があります。
傷の付いた皿、傷の付いた野菜などは「傷物」と言われ、安く売られたりします。
「ぽんこつ」
「ぽんこつ」には、「使い古して、役に立たなくなったもの」という意味があります。
「車がぽんこつになった」という言葉には、車を使い古して、役に立たなくなったという意味があります。
「逸品」という言葉について見てきました。
画廊や骨董品屋さんなどを訪れて、優れた作品を目にした時、「逸品」という言葉を使ってみましょう。