「資質を養う」とは?意味や言い換え!例文と解釈
皆さんは「資質を養う」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
この言葉は、教育面でよく使われている言葉ですが、日頃の生活の場面やビジネスシーンでも出てくる言葉です。
そこで今回は、この「資質を養う」について説明をしていくことにします。
目次
- 「資質を養う」とは?
- 「資質を養う」を分解して解釈
- 「資質を養う」の表現の使い方
- 「資質を養う」を使った例文と意味を解釈
- 「資質を養う」の類語や類義語・言い換え
「資質を養う」とは?
「資質を養う」とは、「生まれつき持っている性質をさらに伸ばしていく」、「天性の能力を鍛えて、もっと高めていく」という意味がある表現です。
- 「資質を養う」の読み方
「資質を養う」の読み方
「資質を養う」は「ししつをやしなう」という読み方になりますが、難しい漢字は使われていないので、ここで確実に押さえておくようにしましょう。
「資質を養う」を分解して解釈
「資質を養う」を「資質」と「養う」の2つの言葉に分けて、それぞれの言葉の意味を調べていくことにします。
- 「資質」
- 「養う」
「資質」
「資質」とは「生まれつき持った性質」、「生まれながの天性」という意味です。
「養う」
「養う」は、「食物などを与えて育てる」、あるいは「生活させる」という意味になりますが、ここでは「段々に作り上げる」、「培う(つちかう)」という解釈が妥当な理解でしょう。
「資質を養う」の表現の使い方
「資質を養う」は「生まれつき持っている才能をさらに伸ばしていく」という意味がることから、訓練することや経験を積んでいくことで、元々の才能を引き伸ばすような場面で使われることになります。
「資質を養う」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「資質を養う」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「資質を養う」を使った例文1
- 「資質を養う」を使った例文2
「資質を養う」を使った例文1
「彼は有能な学生でしたが、社会人になって、多くの現場経験を踏んで来たことで、資質を養ってきます」
元々、才能を持っている人が実践的な環境の中で、多くの経験を積んでいくことで、「資質を養う」ことができます。
才能が高いにだけに飲み込みも早く、どんな過酷な現場でも対処することができる実践力も身に付けることができるのですから、鬼に金棒という所でしょう。
「資質を養う」を使った例文2
「息子の音楽の資質を養うために、海外留学をさせることにしたのです」
「天性」とも言える「資質を養う」のですから、この例文にあるような海外留学は、まさに英才教育の一環と言えるでしょう。
海外の厳しい環境で鍛えられることで、本来のセンスに磨きがかかり、その能力はますます高まるばかりだと思います。
「資質を養う」の類語や類義語・言い換え
「資質を養う」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるのかを見ていくことにします。
- 「才能を伸ばす」【さいのうをのばす】
- 「能力を育む」【のうりょくをはぐくむ】
「才能を伸ばす」【さいのうをのばす】
「才能を伸ばす」が「資質を養う」に近い意味を持つ類義語として使うことができます。
「個人の素質や訓練によって発揮される能力や物事をなしとげる力をさらに高める」という意味になります。
「能力を育む」【のうりょくをはぐくむ】
「能力を育む」という言葉も類義語の1つとして挙げることができます。
「物事を成し遂げる力を訓練することで、もっと高いものにする」という解釈ができます。
誰でも、その人には得意分野というものがあるものですが、それを教育や適切な指導で、伸ばしていくというニュアンスがあります。
「資質を養う」という言葉の意味や活用を例文形式で説明してきましたが、「資質」という能力は、センスという言葉で言い換えることができます。
このセンスは天性でもあるのですが、これを伸ばすためには、教育を受けるだけでなく、実践的な経験を積んでいくことも、1つの方法と言えます。
その一方で「資質」がない人でも、努力次第で力を付けていくことも可能です。
大事なことは「やる気次第」ということではないかと思います。