「対比」の意味や類語、例文を紹介
「対比」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「対比」という言葉を使った例文や、「対比」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「対比」とは?
- 「対比」の類語や類似表現や似た言葉
- 「対比」を使った例文や短文など
「対比」とは?
みなさんは「対比」という言葉を知っているでしょうか。
個性の違う同僚の「対比」がおもしろいと感じたことがあるかもしれません。
一方で、「対比」という言葉をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「対比」という言葉の意味を紹介します。
- 「対比」の読み方
- 「対比」の意味
「対比」の読み方
「対比」は「たいひ」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「対比」は「たいひ」と読みましょう。
「対比」の意味
「対比」には、「並べて違いが目立つこと」という意味があります。
同僚の「対比」が面白いと感じる時は、二人を並べた時、個性が大きく違うためでしょう。
また勝負の世界では、勝者と敗者が生まれますが、この両者の立場も大きく違います。
勝者と敗者の「対比」が残酷だ、などという文章を作れます。
このように「対比」には「並べて違いが目立つこと」という意味があります。
「対比」の類語や類似表現や似た言葉
次に「対比」の類語や類似表現を紹介します。
「対比」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「コントラスト」【こんとらすと】
- 「対照」【たいしょう】
- 「対応」【たいおう】
「コントラスト」【こんとらすと】
「コントラスト」は「対比」「対照」という意味があるカタカナ語になります。
「勝者と敗者のコントラストが強い」「明るい部分と暗い部分のコントラストが魅力的な写真」などという使い方をします。
「対照」【たいしょう】
「対照」には、「正反対の物の対比」という意味があります。
「対比」よりもさらに、大きな違いがある、180度違う者同士を比べた時、「対照」という言葉を使います。
「善と悪の対照」「白と黒の対照」などという使い方をします。
「対応」【たいおう】
「対応」は「二つの事物が相対すること」という意味があります。
例えば、二つの物の、ラインが「対応」している、「対応」する二つの形などという使い方をします。
「対比」を使った例文や短文など
次に「対比」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「対比」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「対比」を使った例文1
- 「対比」を使った例文2
「対比」を使った例文1
「カップルが美女と野獣で、その『対比』がおもしろい」
この例文は、美しい女性と、決してイケメンではない男性のカップルについての感想を文章にしたものです。
美男美女ではなく、美女と野獣のため、二人の違いが出て、カップルとして魅力的だと感じることがあります。
このように、仲の良い二人がまるでタイプの違う性格の持ち主だったりすると、見ていておもしろいと感じられます。
「対比」を使った例文2
「メジャーリーグは、育成リーグとの『対比』が激しい」
この例文のように、アメリカのプロ野球、メジャーリーグとその下の育成リーグの差の待遇には大きな違いがあります。
移動手段だけでも、育成リーグはどこに行くのでもバス移動、メジャーリーグはプライベートジェットで移動など、大きな違いがあります。
給与面でも、メジャーリーグは年収数億円が当たり前、育成リーグはシーズンオフにバイトをしないと生活ができないレベルと言われています。
待遇の「対比」が激しいからこそ、早くメジャーリーグに上がって活躍したいと思う選手が増えて、全体のレベルが上がるのかもしれません。
「対比」という言葉について見てきました。
二つのものが並んだ時に、大きな違いがあると感じた時、「対比」という言葉を使ってみましょう。