「老若男女」とは?意味や言い換え!誤用が多い言葉
この「老若男女」という言葉は、とても簡単な意味なので、覚えてしまえばすぐに使える言葉です。
目次
- 「老若男女」とは?
- 「老若男女問わず」の意味
- 「老若男女」の表現の使い方
- 「老若男女」を使った例文と意味を解釈
- 「老若男女」の類語や類義語・言い換え
「老若男女」とは?
老若男女とは、「お年寄りから若者、男性から女性まで全て」という意味で使います。
つまり、実質的に「全ての人」と解釈していいでしょう。
世の中では、申込みや購入、利用などに、何歳以上、または女性のみといったような条件が設けられていることが多い中、この「老若男女誰でも構わない」とした時には、そのような条件は一切ないということです。
- 「老若男女」の読み方
「老若男女」の読み方
「老若男女」は、「ろうにゃくなんにょ」と読んでください。
「ろうじゃくだんじょ」ではないで、そのように読んではいけません。
「老若」だけの場合は、「ろうじゃく」と読んでも間違いではありません。
そして、「男女」は普通に「だんじょ」と読む言葉です。
しかし、この四文字熟語にすると、この「ろうにゃくなんにょ」という読み方しかしないので注意してください。
「老若男女問わず」の意味
先のように、このようなことが書かれている場合には、「誰でも構わない」という意味になります。
言ってしまえば、人間であれば、一切他の条件は問わないと解釈していいでしょう。
しかしながら、それがある施設を利用できる条件だったとした時に、さすがに1人では利用は無理だと思われるほど幼い子供だったり、その他にも、どうしても無理だと思われるような場合には、断られてしまうことがあるかも知れません。
この表現が使われていても、そのような臨機応変な対応はあると考えておいてください。
「老若男女」の表現の使い方
老若男女は、「老若男女こぞってお集まりください」などと使われる言葉です。
この場合には、「年齢や性別を問わず、どなたでも是非お越しください」という意味になり、イベントなどの宣伝文句によく使われます。
また、「老若男女合わせてたくさんの人が集まった」のような使い方をされることも多く、この場合には、とにかく人が多く集まったと解釈していいでしょう。
「老若男女」を使った例文と意味を解釈
「老若男女」を使った例文と、その意味の解釈です。
その意味から、色々なシチュエーションで使われています。
- 「老若男女」を使った例文1
- 「老若男女」を使った例文2
「老若男女」を使った例文1
「来場者には老若男女の区別なく、これを1つずつ配って欲しい」
子供や大人、性別の区別もせず、来場者にはそれを1つずつ配るようにと言っています。
このような時にはとても便利な言葉です。
「老若男女」を使った例文2
「老若男女合わせて、300人は来てくれたようだ」
そこに来てくれた人が300人は居たようだと使っている例になります。
「全部で」としても同じ意味ですが、このような形で使うなら、「老若男女」と用いた方が自然な表現になります。
「老若男女」の類語や類義語・言い換え
「老若男女」と似た意味で使える言葉です。
特定の場合にしか使えないものも挙げていきます。
- 「誰も彼も」【だれもかれも】
- 「猫も杓子も」【ねこもしゃくしも】
「誰も彼も」【だれもかれも】
「彼」とありますが、男女の区別はなく、年齢も問わないという意味で使います。
ただし、「老若男女」の全ての使い方で言い換えになる訳ではなく、「誰も彼もが疑うところだ」のような形で使われる言葉で、「老若男女関係なく~」といった使い方の置き換えに用いることはできません。
「猫も杓子も」【ねこもしゃくしも】
悪い意味で使う場合に限り、年齢や性別に関係なくという意味になります。
「猫も杓子もあんなものに夢中になっている」といったように、その対象になる人たちを(自分から見て)悪く表現する時に使ってください。
「老若男女」は、「全ての人」という意味だと覚えておけばいいでしょう。
後は読み方にだけ注意をするくらいです。