「悪徳」とは?意味や使い方!例文や解釈
「悪徳」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「悪徳」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「悪徳」とは?
- 「悪徳」の表現の使い方
- 「悪徳」を使った言葉と意味を解釈
- 「悪徳」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「悪徳」の反対語
- 「悪徳」の類語や類義語・言い換え
- 「悪徳」の英語と解釈
「悪徳」とは?
「悪徳」とは道徳に反する行為、精神のことを言います。
- 「悪徳」の語源や由来
- 「悪徳」の読み方
「悪徳」の語源や由来
「悪徳」とは「悪い道徳」という意味になるのですが「道徳」とは何かと言いますと、ある社会で人々が善悪や正邪を判断して正しい行為をする為の規範の全体のことを言います。
法律のような外的な強制力ではなく、個人の内面の問題です。
「悪徳」の読み方
「悪徳」と書いて「あくとく」と読みます。
「悪徳」の表現の使い方
「悪徳」とは道徳に反している行動、考え方を言います。
ですから、一般的に酷いと思われる言動、考えなどを言いますのでいい意味はありません。
「悪徳な奴」「悪徳弁護士」「悪徳業者」などどれも悪い意味で使いますし、相手を罵る言葉となります。
本当に「悪徳」であるからと言って相手に言う場合もあれば、自分が気に入らない相手に「悪徳」と毒づくこともあるわけです。
「悪徳」を使った言葉と意味を解釈
「悪徳」を使った言葉をいくつか紹介します。
意味の解釈もつけておきますので、参考にしてみてください。
- 「悪徳商法」
- 「悪徳弁護士」
- 「悪徳業者」
「悪徳商法」
「悪徳商法」とは悪質商法、問題商法とも言われますが、どのような商法なのかと言いますと、詐欺的手法で利益を得ること全般を言います。
儲かるからという誘い文句で出資を募るとか、消費者を呼び出して強引な方法で商品を売りつけるようなことを言います。
「悪徳弁護士」
「悪徳弁護士」とはいわゆるお金の為だけに働くとか、違法すれすれであるといった弁護士に使う言葉です。
実際にそうでなくても、依頼者がそう思ってしまうことで「悪徳弁護士」と思われてしまうといった方が正しいかもしれません。
依頼者が思う通りにならなかったとか、弁護士の対応が悪かったといった場合に「あいつは悪徳弁護士だ」などと言われます。
「悪徳業者」
「悪徳業者」とは悪徳商法を行っている業者のことです。
違法まがいなことでお金をとる、実際にお金を騙しとるといったこともあるでしょう。
心配や不安を煽って高額な物品やサービスを購入させるようなやり方をしていますと「悪徳業者」と言われても仕方がないでしょう。
「悪徳」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「悪徳」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「悪徳」を使った例文1
- 「悪徳」を使った例文2
「悪徳」を使った例文1
「悪徳なやり方をしていると、いずれは自分が困ることになる」
「悪徳」とは道徳に反する行動、考え方のことです。
そのような振舞い、生き方をしていれば、周りの人達も離れていくことになり、いずれは自分が困ることになると例文は伝えているのです。
「悪徳」を使った例文2
「悪徳業者だと噂が流れているのをスタッフは気づいていない」
道徳に反する仕事方法を続けていれば、いずれは「悪徳業者」という評判が立つことでしょう。
しかし当事者というのは自分のしていることが「常識」と思っていることもあります。
早めに気づき正しい対処をすることが必要なのです。
「悪徳」の反対語
「悪徳」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「美徳」
- 「善良」
- 「徳行」(とっこう)
「美徳」
「美徳」とは美しい徳行のことで、道徳の基準にあった性格、行為という意味です。
「謙譲の美徳」「これが彼女の美徳なのだ」という風に使います。
「善良」
「善良」とは正直で、性格がいいことを言います。
実直、素直といった意味です。
「善良な市民」「善良な人」と使います。
「徳行」(とっこう)
「徳行」とは、道徳にかなっている行為、正しい行いのことを言います。
「彼は徳行に秀でた人だ」「徳行を重ねていくことで信頼を取り戻すしかない」「徳行の士」などと使います。
「悪徳」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「悪徳」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「悪行」【あくぎょう】
- 「不義」【ふぎ】
- 「不道徳」【ふとくい】
「悪行」【あくぎょう】
「悪行」とは悪い行いのことです。
法や人の道に背いた行動のことで「悪行の限りを尽くしてきた」「悪行ばかり重ねて信頼を失くす」などと使います。
「不義」【ふぎ】
「不義」とは正義、道義にもとること、人の道に外れていることを言います。
また男女の道に外れること、密通といった意味合いでも使われます。
「不義を重ねる」「不義ばかりで合わせる顔がない」という風に使います。
「不道徳」【ふとくい】
「不道徳」とは道徳に反することを言います。
またそのような様子、行動という意味です。
「あの夫婦は不道徳なので何を言っても無駄だろう」「不道徳な行動」「不道徳な人間」などと使います。
「悪徳」の英語と解釈
「悪徳」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“vice”(悪徳)、“immorality”(不道徳)といった単語で言い表します。
例文は“a corrupt mayor”(悪徳市長)、“a dishonest dealer”(悪徳業者)、“dishonest business”(悪徳商法)となります。
いかがでしたでしょうか。
「悪徳」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「悪徳」とは道徳に反する行動、考えのことを言います。
「悪徳商法」「悪徳弁護士」「悪徳業者」などといった言葉も「悪徳」の意味が理解できていましたら自然とわかることでしょう。
いい意味はまったくない言葉ですので、使う時には注意が必要です。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。