「上辺だけ」の意味や類語とは!例文や表現の使い方
「上辺だけ」という表現を知っているでしょうか。
誰かのことが本当に苦手であったとしても、「上辺だけ」は愛想良く振る舞うということもあるかもしれませんね。
ここでは「上辺だけ」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「上辺だけ」とは?
- 「上辺だけ」の表現の使い方
- 「上辺だけ」の類語や言い換え
- 「上辺だけ」を使った例文と意味を解釈
「上辺だけ」とは?
「上辺だけ」という言葉には表面的に取り繕われている様、体裁の良い、などという意味があります。
例えば誰かのことが苦手であったとしても、その人に対して苦手である、嫌いである、という感情を表に出すわけにはいかないですよね。
表面上は仲良く付き合っていたいということもあるのではないでしょうか。
近所にお節介な人や詮索好きな人がいたとしても、だからといってその人に対し、面と向かって「あなたには関係ないでしょう」とは言えないですよね。
当たり障りのない会話をして相手をかわすということもあります。
「上辺だけ」会話をする人もいるのではないでしょうか。
- 「上辺だけ」の読み方
「上辺だけ」の読み方
「上辺だけ」という表現は「上辺だけ」と読みます。
「上辺だけ」の友達などという使い方もありますので、ぜひ覚えておきましょう。
「上辺だけ」の表現の使い方
「上辺だけ」という表現は日常的にも使える表現です。
むしろ円滑な人間関係を築きたいのであれば、「上辺だけ」挨拶しておく、「上辺だけ」付き合いをする、などということが重要ですよね。
本当はそう思っていなかったとしても、「何かあったらいつでも頼ってください」と親切なふりをすることもあるのではないでしょうか。
本当は関わりたくないにもかかわらず、表面上だけ優しい人のふりをする、ということもありますよね。
そのような場合に「上辺だけ」という表現が使えます。
「上辺だけ」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「外面的に」【がいめんてきに】
- 「体裁」【ていさい】
「外面的に」【がいめんてきに】
外面的に、というのは物事の面に現れた様子に関わること、という意味を持ちます。
あくまでも物事の面ですので、その裏側でどのようなことが起こっているのかは全くわからないということです。
「体裁」【ていさい】
体裁という表現には外から見える物の形や様子、あるいは外見という意味があります。
世間の人から見られたときの自分の状態についての感じを指すことがほとんどです。
近所付き合いを気にして体裁を意識する人も多いのではないでしょうか。
「上辺だけ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「上辺だけ」を使った例文1
- 「上辺だけ」を使った例文2
「上辺だけ」を使った例文1
「彼は上辺だけの友達です」
「上辺だけ」の友達という事は本当の友達ではないということです。
本当はその人に対して良くない印象を持っているけれど、とりあえず友達として接しておいた方がトラブルを起こす心配がない、などという時に「上辺だけの友達」として対応します。
もしかしたら相手はあなたのことを良い友達だと思っているのかもしれませんが、少なくともあなたが相手も良い友達だと思っていない場合、それは「上辺だけの友達」になってしまうでしょう。
支障のない程度に会話はするけれど、プライベートな話はしない、という間柄になります。
「上辺だけ」を使った例文2
「上辺だけでも良いから、心象を良くしておくことが大切です」
トラブルなどを起こさないように対人関係をきちんと築くということも大切ですよね。
とりあえず悪く思われないように、たとえ相手に対して自分が良い印象を持っていなかったとしても、そのことを相手に気づかれないように対応するということが求められる場合もあります。
それこそが処世術であり、相手に対する正直な感想を相手に示さないことも世渡り上手になるための1つです。
「上辺だけ」という事は必ずしも悪いこととは限りません。
社会で生きていくためには「上辺だけ」でも良い印象を持たせることが重要ですし、本当は信頼していないけれど信頼しているふりをしなければいけないということもありますよね。
それでも、「上辺だけ」であってもきちんとした人間関係が築けるということが重要になる場合もあるのです。