「堅苦しい」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「堅苦しい」とは?関連語や例文なども併せて詳しく紹介します。

• 「堅苦しい」の読み方
• 「格式ばっていて落ち着かないこと」の意味
• 「気軽に過ごせなくて落ち着かないこと」の意味
• 「ゆっくりくつろげない」の意味

「堅苦しい」の読み方

「堅苦しい」は「かたくるしい」と読みます。

人によっては「かたぐるしい」と読むこともありますが、正しくは「かたくるしい」です。

「格式ばっていて落ち着かないこと」の意味

礼儀作法を重んじる場所にいき、格式ばった行動を取らなければならたない為に精神的に落ち着かないことを言います。

人は「間違ったことをしてはいけない」と思うと緊張して肩がこったり、手足がぎくしゃくしてうまく動けなくなってしまうものです。

冠婚葬祭でしきたりに従って行動しなければならなかったり、高級レストランでマナーを守って食事をしなければならないなど、普段は何も気にしない様な礼儀作用を守らなければならない時に「堅苦しい」と表現します。

「気軽に過ごせなくて落ち着かないこと」の意味

自分よりも目上の人や知らない人達と一緒に過ごしたり、非常に重要な議題の会議に出席しなければならないなどで、気軽に過ごせず精神的に落ち着かないことを言います。

例え自分の好きなレストランに行っても、目上の人や知らない人と一緒だと気を遣って食事が楽しめないものです。

重要な議題の会議があり、各業界から力のある人が出席していると、下手なことは言えないと身構えてしまいます。

本来気軽に過ごすべき場所でリラックスできない時や、気を遣わなければならない場面のことを「堅苦しい」と言います。

「ゆっくりくつろげない」の意味

恋人の家に招かれた時に、あまりにもキレイに片付けられていると「汚してはいけない」「勝手に物に触ってはいけない」と色々考えてしまい、ゆっくりくつろげなくなってしまいます。

また、高級過ぎる旅館やホテルに宿泊した時に、部屋で何となくくつろげなくて眠れないということもあります。

この様に、周囲の雰囲気によりゆっくりくつろげない、リラックスできない状態のことを「堅苦しい」と言います。

「堅苦しい」の表現の使い方と注意点

「堅苦しい」は形容詞として使います。

「堅苦しい〇〇」と言うことで、対象となるものに対して窮屈を感じる気持ちを表します。

自分がそのものごとに対して合わない、息苦しいと思う言葉ですので、人やその人の好きなものに対して使う時には注意が必要です。

「堅苦しい」を使った言葉と意味を解釈

「堅苦しい」を使った言葉と解釈を紹介します。

• 「堅苦しい雰囲気」【かたくるしいふんいき】
• 「堅苦しい言葉」【かたくるしいことば】
• 「堅苦しい文章」【かたくるしいぶんしょう】

「堅苦しい雰囲気」【かたくるしいふんいき】

その場に気詰りな空気が流れていて、落ち着かないことを表します。

礼儀作法が必要とされたり、必要以上に物静かな場面で使われます。

「堅苦しい言葉」【かたくるしいことば】

形式ばった表現や、必要以上に尊敬語や謙遜語を使っていて、どう受け答えして良いのか分からない言い方のことです。

「堅苦しい文章」【かたくるしいぶんしょう】

手紙やメールで形式ばった挨拶文が長かったり、漢字が多過ぎたり文語調で書かれた文章のことを言います。

「堅苦しい」を使った例文と意味を解釈

「堅苦しい」を使った例文と解釈を紹介します。

• 「堅苦しい」を使った例文1
• 「堅苦しい」を使った例文2

「堅苦しい」を使った例文1

「堅苦しい挨拶は抜きにして一杯飲もう」

久しぶりに会った知人に「お元気ですか」などと挨拶をしたら「形式ばった挨拶はいいから乾杯しよう」と言われたことを表しています。

「堅苦しい」を使った例文2

「ラーメン屋なのに随分堅苦しい店だった」

こだわりのラーメン屋で、店主に話しかけたり無駄口などをすると怒られる様な窮屈な店だったことを表しています。

「堅苦しい」の類語や類義語・言い換え

「堅苦しい」の類語を紹介します。

• 「他人行儀」【たにんぎょうぎ】
• 「居心地が悪い」【いごこちがわるい】

「他人行儀」【たにんぎょうぎ】

「まるで他人に接する様によそよししくする様子」という意味です。

「居心地が悪い」【いごこちがわるい】

「その場にいたくないと思う良くない雰囲気のこと」という意味です。