「締め括る」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「締め括る」という表現を知っているでしょうか。
例えば会議を「締め括る」、文章を聞き「締め括る」、などと言いますよね。
ここでは「締め括る」という表現について詳しく解説していきます。
目次
- 「締め括る」とは?
- 「締め括る」の英語と解釈
- 「締め括る」の表現の使い方
- 「締め括る」を使った例文と意味を解釈
- 「締め括る」の類語や類義語・言い換え
「締め括る」とは?
「締め括る」というのは最後に全体のまとまりをつける、活動などを振り返って総括する、という意味になります。
文章を書くときには最後にしっかりと締め括らなければいけません。
必要に応じて結論という形で書き、これで文章が終わりであるということをはっきりさせる必要があります。
また、会議などにおいては一体何が話し合われたのか、何をあなたに決定したのかなどという事についてはっきりとさせた上で終わることが重要ですよね。
一体何について話し合ったのかわからない、時間を無駄にしたような感じがする、などと参加者に思わせないように、司会者らがしっかりと締め括らなければいけません。
締め括りがあったかどうかにより、全体のイメージが変わってしまうこともあります。
「締め括る」の英語と解釈
「締め括る」という表現を英語にすると“conclude”や“tie down”、“manage”や“oversee”などが使えます。
「事務の仕事を締め括る人が必要です」ということであれば“There must be someone to superintend the business.”になります。
「締め括る」の表現の使い方
「締め括る」という表現は仕事などを終わらせる、全体のまとまりをつける、などという時に使われる表現です。
ただ単に終わらせるという意味ではなく、まとまりをつけるというところが「締め括る」という表現の特徴だと言えるでしょう。
例えば、会議などを開催したとしても、お互いに言いたい放題で会議が終わってしまったら一体何について話し合ったのかわかりませんし、そもそも結論が出たのかどうか、ただ言いたいことを言っただけで終わったのではないか、と思ってしまいますよね。
しかしきちんとまとまりをつけ、「締め括る」ことによって会議がまとまったものになるのです。
「締め括る」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「締め括る」を使った例文1
- 「締め括る」を使った例文2
「締め括る」を使った例文1
「文章を書くときにはきちんと締め括ることが大切です」
小学校の時は作文、中学や高校では小論文、などと学んできた人も多いのではないでしょうか。
その一方で、文章を書くときには締め括りの文を書かなければ意味がわからないと習った人もいるかも知れませんね。
結局何が言いたかったのか、自分はどのように考えているのか、まとまりのある文章を書くことで文章をきちんと「締め括る」ことが可能になります。
文章が締め括られていない場合、何が言いたかったのか伝わらないこともありますので気をつけなければいけません。
「締め括る」を使った例文2
「彼はスピーチが上手なので、大会を締め括る役割をお願いするつもりです」
お祭りや大会などを開催する時にもきちんと「締め括る」ことが多いですね。
「これを以って全国大会を閉会いたします」などとスピーチをする人も出てくるのではないでしょうか。
スピーチが上手な人が締め括りをすると、全体にメリハリが出て良いと評価を受けることがあります。
上手に話せる人を選びたいですね。
「締め括る」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「まとまりをつける」【まとまりをつける】
- 「結論づける」【けつろんづける】
「まとまりをつける」【まとまりをつける】
まとまりをつける、というのは物事をうまく終わらせる、という意味になります。
まとまりという表現には集団の構成員がしっかりまとまっているという意味になり、まとめると表現することもあります。
「結論づける」【けつろんづける】
結論づけるというのは推論によって決定する、結論を引き出す、結論にたどり着く、という意味になります。
例えばアパートを借りるよりもアパートを購入したほうが安いと結論づける、などと表現できます。
「締め括る」という表現は会議などでよく使われますので、ぜひ覚えておきましょう。
物事にはまとまりをつけるということを忘れないでいたいものです。