「気後れする」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「気後れする」という表現を知っているでしょうか。
誰でも1度は経験したことがある感情だといえます。
ここでは「気後れする」という言葉について紹介していきます。
目次
- 「気後れする」とは?
- 「気後れする」の英語と解釈
- 「気後れする」の表現の使い方
- 「気後れする」を使った例文と意味を解釈
- 「気後れする」の類語や類義語・言い換え
「気後れする」とは?
「気後れする」というのは心がひるむ、という意味です。
決心がつかなくてなかなか物事ができない、気が引ける、相手の勢いや雰囲気などに押されてひるむ、という意味があります。
ひるむというのは恐れで気力が弱まるという意味であり、何かをするときに気が引けてしまう、何かをしようという勇気がなくなる、尻込みしてしまう、という時に使えるのです。
例えば、何か新しいことを始めようと思ったとしても新しい人間関係を構築できるかどうか分からないと不安に思い、「気後れする」ということもあるかもしれません。
自分の周りの人がみんなお金持ちに見えて、気後れしてしまうということもあるのではないでしょうか。
例えばランチに行こうとなった時なども、帝国ホテルのバイキングなどを勧められてしまうと気後れしてしまうかも知れませんね。
「気後れする」の英語と解釈
「気後れする」という表現を英語にすると“be nervous”や“feeling awkward”、“feeling timid”などという表現が使えます。
それ以外にも“lose one's nerve”や“be daunted”という表現があり、例えば「彼の前ではいつも気後れしてしまう」ならば“I always feel nervous when I'm in his presence.”になります。
「気後れする」の表現の使い方
「気後れする」という表現自体はあまり使わないかもしれませんが「気後れする」という感覚は日常的に感じるのではないでしょうか。
例えば引け目を感じるなどというときには「気後れする」と言い換えることが可能です。
自分はいつもファミリーレストランにランチをしに行くのに周りの人が帝国ホテルのビュッフェ等にランチに行く行っていたら、金銭的、財政的に劣っている感じがして気後れしてしまうのではないでしょうか。
子供の学校に行ったら、ほとんどの保護者が外車で来ていたなどということであれば、それだけで気後れしてしまいますよね。
自分だけが劣っているように感じる、難しい、などという時に「気後れする」という表現が使えます。
「気後れする」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「気後れする」を使った例文1
- 「気後れする」を使った例文2
「気後れする」を使った例文1
「ママ友がいきなり2000円のランチは安いと言い出して、気後れしてしまった」
ママ友と言えば、実に厄介な存在だと思っている人もいるのではないでしょうか。
本当に仲良くできる人もいますが、中にはお世辞や社交辞令で付き合っていかなければいけない人もいますよね。
また、子育て中はお金も何かと苦労することがあり、ランチをするにもできる限り安く済ませたいと考える人もいるでしょう。
そんな中で数千円のランチなどと言われてしまったら、それだけで負い目を感じてしまうのではないでしょうか。
もっとも、口では何とでも言えますので聞いた話を100%本当だと信じる必要もありません。
「気後れする」を使った例文2
「高校に入ったらクラスの誰もが賢くて気後れしてしまった」
中学までは義務教育ですから、自分の周りを見回しても様々な学力の人がいますよね。
しかし、高校は基本的にレベル別になりますから、中学の時には余裕で勉強していたとしても、高校に行ったら自分の周りの誰もがスマートである、しかしたら自分の方が遅れているかもしれない、などと感じることもあるのではないでしょうか。
しかしここで遅れてしまうと本当に置いていかれてしまう可能性があります。
その学校に合格できたという事は力があるという事ですので、気後れせずに勉強する必要があります。
きちんと勉強していけば、その努力は必ず報われます。
「気後れする」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「気が引ける」【きがひける】
- 「萎縮する」【いしゅくする】
「気が引ける」【きがひける】
気が引ける、というのは決心がつかずに物事ができない、という意味になります。
「気後れする」という意味であり、引け目を感じる時にも気が引けるという表現が使えます。
引け目を感じるという表現は他人に比べて劣っていると感じる、という意味になります。
「萎縮する」【いしゅくする】
萎縮する、というのは不安や自信のなさから消極的な姿勢になるという意味になります。
自分に自信が持てないと積極的に行動できませんよね。
そのような状態を萎縮すると表現するのです。
「気後れする」という感覚は誰もが人生で1度は味わう感覚です。
必要以上に気後れしてしまうこともあるかもしれません。
周りに流されず、行動していきたいですね。