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「気が引ける」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!

「今更、こんなことを言ったら、笑われるかな」など、発言後のリアクションばかり恐れていると、結局のところ、何も言えなくなるのは、当然の結果です。

これでは、合コンや婚活パーティにいくら参加しても、おつきあいのきっかけは、とうてい作れそうにありません。

気が引ける

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「気が引ける」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「気が引ける」の意味とは?
  • 「気が引ける」の類語や言い換え
  • 「気が引ける」の使い方
  • 「気が引ける」を使った例文と解釈
  • 「気が引ける」の語源
  • 「気が引ける」の敬語での使い方
  • 「気が引ける」の英語
  • 「気が引ける」の対義語
  • 「気が引ける」と「気後れする」との違い


「気が引ける」の意味とは?

「気が引ける」の意味とは?

「気が引ける」のですから、気持ちが引き気味になっているということです。

つまりは、何らかの引け目を感じて、なかなか気持ちを整理し、決心することが出来ず、ものごとを進めたり、発言したりすることが出来ない状態にあることを示しています。

  • 「気が引ける」の読み方

「気が引ける」の読み方

「きがひける」と読みます。

他の読み方はないので容易です。



「気が引ける」の類語や言い換え

「気が引ける」の類語や言い換え
  • 「臆する」【おくする】
  • 「気後れする」【きおくれする】
  • 「気兼ねする」【きがねする】

「臆する」【おくする】

到底かなわないと思って、おじけづき、行動に出ることをひるんでしまう様子をいいます。

相手の経歴や傲慢な態度などから、先に白旗を振るような弱気な人に、多く見られる傾向にあります。

「気後れする」【きおくれする】

場の雰囲気や相手の勢いなどに飲み込まれてしまって、心がおじけずいたり、萎縮してしまっている様子を表す言葉です。

思った以上に多くの人の前で話すとか演奏するとかいった、予想と大きく違った場合などにも出てくる心理状態です。

「気兼ねする」【きがねする】

相手のことを気遣って、妙に、義理立てたり、遠慮したりする様子を言う言葉で、日常的には、「気が引ける」よりも多く目にする言葉です。

相手のことを思いやるがために出てくる気持ちで、日本人特有の感情かもしれません。

普段でも、気兼ねして、言いたいことも言わないでおく場面は、多多あります。

「気が引ける」の使い方

「気が引ける」の使い方

「あまりの人の多さに(気が引けました)」のように、用言として使えます。

また「知っている人を会場に見付けると(気が引ける)クセがあるので、困っています」のように、体言的に使うことも可能ですので、いろんな場で、気軽に使える言葉です。



「気が引ける」を使った例文と解釈

「気が引ける」を使った例文と解釈
  • 「気が引ける」の例文1
  • 「気が引ける」の例文2
  • 「気が引ける」の例文3

「気が引ける」の例文1

模擬試験の会場に入ってみたら、どの人も自信ありげな顔付きで座っていたのには、「気が引けて」実力の半分も出せませんでした。

試験会場などで、よく起こる心理状況です。

入試には、図太い神経も必要です。

「気が引ける」の例文2

ちょっと順番をズルして並んでいたのに、自分のところで売り切れになったので、品物は手にしたものの「気が引けて」仕方なかった。

典型的な使用例です。

バーゲンセールなどで、先着順や人数制限などがある場合など、ついついズルをしがちです。

そんな時の気持ちを表す言葉に「気が引ける」は、ぴったりです。

「気が引ける」の例文3

合コンでは、どうしても自分の年齢が高いことに「気が引けて」好みの女性とも十分に話すことができずに、失敗ばかりくり返しています「気が引ける」ことから起きる典型的な例です。

日頃から、気軽に女性と話せる人は、合コンなど必要ないのです。

ある意味、正直な人です。

いろんなマイナス要因を考え始めるので「気が引ける」のです。

年齢が高いことなど、気にすることは、ありません。

「気が引ける」の語源

「気が引ける」の語源

「気が引ける」は、もともとは「気が引けを取る」から成る言葉だと思われます。

この「引けを取る」というのは、もっと言えば「引けているものを取る」ということです。

相手よりも引けている(引いている)もの、つまり、劣っているもの、負けているものを指します。

それを取るわけですから、マイナスの心理が強調された、現在の意味づけがでてくる訳です。

「気が引ける」の敬語での使い方

「気が引ける」の敬語での使い方

「気が引ける」は、萎縮してものが言えなかったり、行動が出来なかったりすることですので、たとえ敬語を使って、「課長は(気が引け)られて〜」としても、逆に、嘲笑してるかのように取れます。

そこで、「課長は(機転をきかされて)〜」「課長は(空気を読まれて)〜」などと、別の言葉や言動の解釈に、置き換えることが望ましい方法です。

「気が引ける」の英語

「気が引ける」の英語

同じ言葉で直接の英訳はできないので、「◯◯を感じる」「◯◯を覚える」といった“feel”を使う英訳になります。

“to feel inferior”(劣っていることを感じる)“to feel ashamed”(恥じている)“to feed mean”(劣っていることを感じる)などと英訳されます。

日本語に直すときに、「気が引ける」と訳せるかは、また別問題となります。

「気が引ける」の対義語

「気が引ける」の対義語

対をなすような明確な対義語は、ありません。

ただ、次の行動への一歩が踏み出せない心のもちようを表していますので、その点から、事が起きるきっかけになるような事を、他に先駆けて行う「口火を切る」や一早く先手を取る「機先を制する」などの言葉は、対義の意を含んだ言葉と言えます。

そうして見てくると、「打って出る」「先手を打つ」などといった言葉も対義の位置にある言葉とも言えます。

「気が引ける」と「気後れする」との違い

「気が引ける」と「気後れする」との違い

「気が引ける」は、自分の中であれこれ思い悩んで、次の行動に移れない様子を表しています。

「気後れする」は、その場の雰囲気や相手の様子など、自分の周りの様子に気圧されて、次の行動に移れない様子を表しています。

つまり、前者は内面が、後者は外面が、その要因の中心部分であることが、大きく違います。

icon まとめ

自分では、そんなに気付かないのに、心の奥底では「恥をかいてはいけない」「かっこよく様にならないといけない」などと、自分をよく見せたい、かっこよく決めたいという思いがあるのでしょう。

そのためか、人前や公的な場では、自分の欠点や力量のなさが気になって、小さく縮こまってしまい、結果としては、さらに印象をわるくしていることがあります。

色々考えずに、真正面からぶつかることも時には大事です。