「ボロが出る」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「ボロが出る」、いう表現を知っているでしょうか。
どれだけ取り繕ったとしても、ボロが出てしまうことがありますよね。
ここでは「ボロが出る」という表現について紹介します。
目次
- 「ボロが出る」とは?
- 「ボロが出る」の語源や由来
- 「ボロが出る」の表現の使い方
- 「ボロが出る」を使った例文と意味を解釈
- 「ボロが出る」の類語や類義語・言い換え
「ボロが出る」とは?
「ボロが出る」というのは隠していた欠点や弱点が表に現れる、という意味になります。
簡単に言えば今まで隠していたことがばれる、という意味になるのです。
例えば、合コンをするときには普段の自分よりもよく見せようと一生懸命取り繕う人も多いのではないでしょうか。
どれだけ自分の部屋が散らかっていたとしても、どれだけ自炊などが苦手であったとしても、家事が上手に見せかけたり、いかに普段自炊をしながら生活をしているかのように見せかけたり、ということもあるかもしれません。
しかし、いざ合コンで誰かと付き合うようになったら、そのような嘘はバレてしまいますよね。
そのような時に「ボロが出る」と表現します。
「ボロが出る」の語源や由来
ボロというのは使い古した布、着古した衣服、という意味になり、人には見せたくないものを指しています。
元はボロボロという擬態語から来ており、ボロは「襤褸」と表記することもあります。
「ボロが出る」の表現の使い方
誰しも自分をよく見せようとして努力した経験があるのではないでしょうか。
例えば、恋人の前では誠実な態度を見せたいですし、自分を良く見せたいと思うのは当たり前です。
しかし、例えば家事が苦手な女性がどれだけ掃除好き。
料理好き、洗濯好きなどのように見せかけたとしても、例えば一緒に暮らすようになったり、結婚したりすればその嘘がばれてしまいますよね。
そのような時に「ボロが出る」というのです。
「ボロが出る」を使った例文と意味を解釈
ここでは「ボロが出る」という表現を使った例文を紹介します。
- 「ボロが出る」を使った例文1
- 「ボロが出る」を使った例文2
「ボロが出る」を使った例文1
「彼は子供好きのように振る舞っていたらしいけれど、最近ボロが出たらしいよ」
異性の前では自分を良く見せたいと思うのは、女性だけではなく男性も同じです。
女性の中には子供好きの男性と結婚したいという希望を持っている人もいますから、男性の中には子供好きであるかのように一生懸命振る舞う人もいます。
しかし、本来子供が嫌いならば、子供が好きなふりをしてもいつかはボロが出てしまうかもしれません。
「ボロが出る」を使った例文2
「彼女は勉強ができるように見せかけていたけれど、ボロが出てしまったね」
合コンなどでは学歴をよく見せかけることも重要ですよね。
スマートの大学を出ているように見せたい、地元の大学出身であるという事は知られたくない、などとコンプレックスを持つ人もいるかもしれません。
しかし、どれだけスマートなふりをしても、どこかでそのような嘘はばれてしまうものです。
「ボロが出る」の類語や類義語・言い換え
ここではものが出るという表現の類義語を紹介します。
- 「アラが出る」【あらがでる】
- 「嘘がばれる」【うそがばれる】
- 「矛盾」【むじゅん】
「アラが出る」【あらがでる】
アラが出る、というのも取り繕ってきた嘘がばれる、不都合な部分が現れる、という意味になります。
大雑把で丁寧ではない部分が目立つという意味もあり、荒削りな、洗練されていない、といった意味があります。
「嘘がばれる」【うそがばれる】
嘘がばれる、というのは隠していた嘘が表に出るということになります。
嘘というのは真実ではないことであり、人を騙すために作り上げた偽りを指します。
ばれるというのは隠していたことや嘘などが明るみに出るという意味です。
誰しもいちどは嘘をついた経験があるのではないでしょうか。
「矛盾」【むじゅん】
矛盾という表現は誰もが漢文の授業などで学んでいるのではないでしょうか。
もともとは矛と盾という意味ですが、首尾一貫性がない、という意味で使われます。
「ボロが出る」という表現は日常的にも使える表現ですのでぜひ覚えておきたいものです。
ボロが出てしまうような事は避け、嘘をつかずに生活することも心がけたいですね。