「例に漏れず」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「例に漏れず」という表現を知っているでしょうか。
間違えられやすい表現の1つでもありますね。
ここでは「例に漏れず」という表現について紹介します。
目次
- 「例に漏れず」とは?
- 「例に漏れず」の表現の使い方
- 「例に漏れず」と「例外に漏れず」の違い
- 「例に漏れず」を使った例文と意味を解釈
- 「例に漏れず」の類語や類義語・言い換え
「例に漏れず」とは?
「例に漏れず」という表現はいつもと同じで、例外ではなく、という意味になります。
他と同じ状況であり、意外な要素がない、例外ではない、という意味になり、一般の例と同じ、という意味になるのです。
例えば、いつも女性が多い講習で今回も女性が多い場合、「参加者は例に漏れず女性が多い」と表現できます。
これによく似た表現も多く、「例に漏れず」という表現はもはや死語として扱われることも珍しくありません。
「例に漏れず」の表現の使い方
「例に漏れず」という表現はいつもと同じ、例外ではない、という意味になります。
そのため、例えば毎年クリスマスは1人で過ごしているという人が今年も相変わらずクリスマスは1人で過ごすという事ならば、「今年もまた例に漏れず、1人でクリスマスを過ごします」ということになります。
また、クリスマスが終わると年末年始になりますが、年末年始は実家に帰省する人も多いのではないでしょうか。
そのため高速道路なども毎年渋滞しますよね。
そのような場合は「年末年始の高速道路は例に漏れず渋滞している」のように使えます。
「例に漏れず」と「例外に漏れず」の違い
例外に漏れず、という表現を用いる人がいますが、これは「例に漏れず」という表現と同じ意味ではありません。
例外というのは普通である状態から外れているという意味を持ちますので、例外に漏れずという表現を使えばそれは例外であるということになります。
例外なくという意味で用いる場合、それは「例に漏れず」という表現を使うべきです。
「例に漏れず」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「例に漏れず」を使った例文1
- 「例に漏れず」を使った例文2
「例に漏れず」を使った例文1
「年明けの神社は例に漏れずとても混んでいます」
年が明けると初詣などに出かける人も多いのではないでしょうか。
そのため、三ヶ日の神社等はとても混みますよね。
明治神宮や伊勢神宮、熱田神宮などもとても混雑します。
しかし、混んでいるとわかっていながらもこのような特別な日は初詣に出かけたいと思う人も多いのではないでしょうか。
混雑を避けたいと思うならば、計画的に初詣に出かける必要がありそうですね。
「例に漏れず」を使った例文2
「例に漏れず、今年の誕生日も1人で過ごすことになりそうです」
クリスマスのみならず、誕生日も1人で過ごそうという人もいるのではないでしょうか。
最近は婚活をする人が増えたとも言われ、恋人と共に時間を過ごしたいと考えている人は年々増えているとも言われています。
その一方で、婚活をすれば恋人ができるというわけでもありませんし、結婚できるというわけでもないですよね。
そのため、今年もやっぱり1人だと肩を落とす人もいるのではないでしょうか。
「例に漏れず」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「いつも通り」【いつもどおり】
- 「例外ではなく」【れいがいではなく】
- 「ご多分に漏れず」【ごたぶんにもれず】
「いつも通り」【いつもどおり】
いつも通り、というのはいつもと何ら異なることがない、変わらない、という意味になります。
いつもと同じ状態で取り立てて指摘することもない場合、いつも通りという表現が使えます。
「例外ではなく」【れいがいではなく】
例外ではなく、というのは他と同じ状況で意外な要素がない、という意味であり、「例に漏れず」という表現と同じ意味になります。
例外という言葉には通例の原則に当てはまらないという意味があります。
「ご多分に漏れず」【ごたぶんにもれず】
ご多分に漏れず、というのは他と同じように、という意味になります。
もともと多分という言葉には量が多い、大部分あるいは大多数、という意味がありました。
それが世間の大部分という意味に変わり、大多数の人たちがもれなく付き従っていくような状況を指し、ご多分に漏れずという表現が生まれたと考えられています。
かつては多分に漏れず、という表現で使われていました。
最近では「例に漏れず」、という表現を使う人は減少していると言われています。
その一方で、小説などには出てくる言い回しですからぜひ覚えておきたいですね。