「偕老同穴」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「偕老同穴」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
あまり聞き慣れない難しい言葉かもしれませんが、ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「偕老同穴」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「偕老同穴」とは?
- 「偕老同穴」の語源や由来
- 「偕老同穴」の表現の使い方
- 「偕老同穴」を使った例文と意味を解釈
- 「偕老同穴」の類語や類義語・言い換え
「偕老同穴」とは?
「偕老同穴」とは夫婦仲が良く最後まで添い遂げること、夫婦の契りが固いことという意味があります。
- 「偕老同穴」の読み方
「偕老同穴」の読み方
「偕老同穴」とは「かいろうどうけつ」と読みます。
難しいですが覚えておくようにしましょう。
「偕老同穴」の語源や由来
「偕老同穴」の「偕」とは「ともに」という意味になります。
「同穴」とは同じ穴、つまり同じお墓に入るということです。
「偕老同穴」とは一緒に生きて一緒のお墓に入るということですから、夫婦仲が良く一緒に年を重ねていくこと、契りを結び、その結びつきが固いことを言うのです。
「偕老同穴」の表現の使い方
「偕老同穴」とは夫婦が仲良く添い遂げることですから、良い言葉です。
例えば新婚カップルには「偕老同穴の契りを結んだ二人」と言い表すことができます。
また仲の良い老夫婦のことを「あのお二人は本当に偕老同穴で素敵です」などと言えば「夫婦仲が良い」と褒め、敬っていることになります。
しかし別れた時に「私とあの人は偕老同穴とはいかなかったわ」などと言えば少々悲しいと言いますか自虐的でもあります。
一般的には新婚夫婦を祝う言葉、仲の良い夫婦に対する褒め言葉として使います。
「偕老同穴」を使った例文と意味を解釈
それでは「偕老同穴」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「偕老同穴」を使った例文1
- 「偕老同穴」を使った例文2
「偕老同穴」を使った例文1
「妻とはもう別れたい、偕老同穴とはいかないのだ」
「偕老同穴」とは夫婦仲が良く、一緒に年を重ね、一緒のお墓に入るという意味です。
しかし一緒に過ごすことも嫌である、別れたいと思うことは夫婦間では起こります。
その場合は夫婦の理想形である「偕老同穴」とはいかないのです。
「偕老同穴」を使った例文2
「偕老同穴を誓い合い、今でも出会った頃の気持ちのままだ」
男女は、最初は誰しも「偕老同穴」を誓い合うことでしょう。
そう思うからこそ結婚するのではないでしょうか。
しかし人の気持ちは移り変わるものです。
「偕老同穴」の気持ちをいつまでも持ち続けることができる配偶者がいることはとても幸せなことです。
「偕老同穴」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「偕老同穴」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「比翼連理」【ひよくれんり】
- 「添い遂げる」【そいとげる】
「比翼連理」【ひよくれんり】
「比翼連理」とは「比翼の鳥」、二羽の鳥がお互いにその翼を並べることと「連理の枝」、一本の木の枝が他の木の枝について一本の木のようになることの意味で、どちらも男女の仲がとても良いことの例えです。
「比翼連理の契りを交わした」などと使います。
「添い遂げる」【そいとげる】
「添い遂げる」とは一生夫婦として暮らすこと、困難な事情に打ち勝って夫婦となることを言います。
「一生添い遂げた」「反対を押し切って添い遂げる」「何が何でも添い遂げたいのはあの人だけだ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「偕老同穴」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
少々聞き慣れない難しい四字熟語かもしれませんが意味は夫婦仲がとても良いこと、一緒に年を重ねて一緒のお墓に入るという意味がありますので、新婚夫婦へのお祝いの言葉としてもふさわしいのです。
また目上の仲の良い夫婦に対しては尊敬や褒め言葉としても使える言葉です。
それでは言葉の意味を正しく理解して使っていくようにしてください。