意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「厳密」とは?意味や使い方!例文や解釈

「厳密」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「厳密」という言葉の理解を深めていきましょう。

厳密

Meaning-Book
「厳密」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「厳密」とは?
  • 「厳密」の表現の使い方
  • 「厳密」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「厳密」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「厳密」の反対語
  • 「厳密」の英語と解釈

「厳密」とは?

「厳密」とは?

「厳密」とは細かいところまで厳しく行うこと、細かいところまで注意が行き届いていることを言います。

  • 「厳密」の語源や由来
  • 「厳密」の読み方

「厳密」の語源や由来

「厳密」という言葉に使われている漢字のそれぞれの意味を見ていきましょう。

まず「厳」ですがこちらは「厳しい」とか「厳か」といった言葉にも使われる漢字です。

「厳」は態度、処置などが厳しいこと、おかしがたく、おごそかなさまといった意味になります。

そして「密」ですがこちらは隙間がないこと、ぎっしりと詰まっていること、きめ細かいこと、関係が深いこと、こっそりと人に知られないようにすることと、沢山の意味がある字です。

「厳密」「厳しく、きめ細かい」とそれぞれの字が持つ意味を当てはめてみますと意味がわかります。

「厳密」の読み方

「厳密」と書いて「げんみつ」と読みます。

「厳密」の表現の使い方

「厳密」の表現の使い方

「厳密」とは細かいところまで厳しく行うという意味ですから、どこかぴりっと身が引き締まるような印象がある言葉です。

使い方としては「厳密な調査を希望します」「厳密に言えばこれは間違っているんです」などと使います。

言い訳をさせない、はっきりさせる、細かいところまでといったように少々厳しさと言いますか、白黒はっきりつけるといった印象があるのではないでしょうか。

仕事においては適当、いい加減では困りますから仕事の場においては「厳密」という言葉を使うことで信用度を上げる効果はあります。

しかし「厳密」という言葉を多用し過ぎますと窮屈にも感じられますので、注意も必要でしょう。

「厳密」の類語や類似表現や似た言葉

「厳密」の類語や類似表現や似た言葉

言葉の意味が理解できましたところで、「厳密」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「シビア」【しびあ】
  • 「厳格」【げんかく】
  • 「精密」【せいみつ】

「シビア」【しびあ】

「シビア」とは要求、条件が過酷であること、また批評、言動などに甘やかしがなく厳しいことを言います。

「彼のやり方は非常にシビアだね」「シビアな見方をすれば君が甘かったということだね」などと使います。

「厳格」【げんかく】

「厳格」とは不正、怠慢、ごまかし、失敗といったことが許されない、厳しい態度のことを言います。

また厳しくて、まったく手加減がないことでもあります。

「厳格な家庭に育ったので早く大人になって家を出たかったのです」「厳格な審査ですから、実力は間違いないと思われますよ」などと使います。

「精密」【せいみつ】

「精密」とは細かい部分まで巧みに作られていることという意味の他に、注意が細かいところまで行き届いていること、またそのような様子のことを言います。

「精密な計画をしていたのだ」「精密検査を受けた方がいいね」「精密機械」などと使います。

「厳密」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「厳密」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「厳密」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「厳密」を使った例文1
  • 「厳密」を使った例文2

「厳密」を使った例文1

「厳密に判断しますので、忖度、斟酌はありません」

「厳密」とは細かいところまで厳しいという意味です。

そのように判断するわけで、忖度(他人の気持ちを推察する)も、斟酌(相手の事情をくみ取る、手加減する)もしないということですから「かなり厳しい」ということを例文は言い表しているのです。

「厳密」を使った例文2

「厳密に言えば、それは間違っています」

「厳密」とは細かいところまで注意が行き届いているという意味ですから、例文の内容は「細かく注意すれば、それは間違いである」という指摘です。

正しいと思っているかもしれないがそれは違う、それぐらいいいと思っているかもしれないが、許されないといった意味合いですから、手厳しいことを言っているわけです。

「厳密」の反対語

「厳密」の反対語

「厳密」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「疎漏」(そろう)
  • 「怠慢」(たいまん)
  • 「手抜かり」

「疎漏」(そろう)

「疎漏」とは物事の扱いが、いい加減であり、手落ちがあることを言います。

「疎漏のないように、今後は気をつけていく」「あの人は疎漏が多過ぎるよ」などと使います。

「怠慢」(たいまん)

「怠慢」とは怠ける、怠ることで、さぼってするべきことをしないこと、その様子を表す言葉です。

「職務怠慢もいいところだ」「彼女は怠慢すぎですよ」「怠慢の結果、みんなからの信用を失くしてしまったのは自業自得である」などと使います。

この言葉にいい意味はまったくありませんので相手に「怠慢」と言うだけで叱責、罵りの言葉ともなります。

「手抜かり」

「手抜かり」とは物事を行う時、手続き、方法に欠陥があることを言います。

「手抜かりがないように気をつけてください」「あなたの仕事は手抜かりが多すぎて困りますよ」「手抜かりがまたしても見つかった」などと使います。

「厳密」の英語と解釈

「厳密」の英語と解釈

「厳密」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“strictness”(厳密さ)、“rigidity”(厳正さ)という単語を使います。

例文は“in the strict sense of the word.”(その語の厳密な意味では・・・)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「厳密」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

「厳密」とはその字の通り、厳しく、細かいという意味です。

仕事においては何事も「厳密」であるのは当然のことと言えるでしょう。

ですから仕事の場面において「厳密に調査」「厳密に言えば~である」などと使われることは多いでしょう。

それでは、言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。