「能無し」とは?意味や使い方!例文や解釈
「能無し」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「能無し」という言葉を使った例文や、「能無し」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「能無し」とは?
- 「能無し」の類語や類似表現や似た言葉
- 「能無し」を使った例文や短文など
- 「能無し」の反対語
「能無し」とは?
「能無し」という言葉を知っているでしょうか。
「あいつは能無しだ」などと誰かに対して感じたことがあるかもしれません。
一方で、「能無し」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「能無し」という言葉の意味を紹介します。
- 「能無し」の読み方
- 「能無し」の意味
「能無し」の読み方
「能無し」は「のうなし」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に、「能無し」は「のうなし」と読みましょう。
「能無し」の意味
「能無し」という言葉の意味を紹介します。
「能無し」には、「何の役にも立たないこと」「働きのないこと」という意味があります。
誰かに対して「能無し」と感じる時は、「何の役にも立たない」「働きがない」と感じているのではないでしょうか。
例えば、「会社で能無しだと言われているAさん」という文章には、「Aさんは会社で、何の役にも立たないと思われている」という意味があります。
このように「能無し」には、「何の役にも立たないこと」「働きのないこと」という意味があります。
「能無し」の類語や類似表現や似た言葉
次に「能無し」の類語や類似表現を紹介します。
「能無し」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「無能」【むのう】
- 「不能」【ふのう】
- 「半人前」【はんにんまえ】
「無能」【むのう】
「無能」は「才能や働きが乏しい人」という意味があります。
「この人は無能だ」という場合は、「この人は、才能や働きが乏しい」という意味があります。
また「無能ぶりを露呈する」という場合は、「その人の才能や働きが乏しい人だと、周囲の人に知られてしまう」という意味があります。
「不能」【ふのう】
「不能」は「ふのう」と読みます。
「不能」には、「能力や才能が乏しいこと」という意味があります。
「彼は不能だ」という場合は、「彼は能力や才能が乏しい」という意味になります。
例えば、「Bさんは不能のため、これ以上期待しても厳しいだろう」などという使い方をします。
「半人前」【はんにんまえ】
「半人前」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「半人前」には、「一人前の人の、半分の能力しかない人」という意味があります。
例えば、「Cさんは、まだまだ半人前だ」という場合は、「Cさんは一人前と呼ばれる人と比べて、半分の能力しかない人だ」という意味になります。
「能無し」の類語は、どれをとっても言われたくない言葉かもしれません。
「能無し」を使った例文や短文など
次に「能無し」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「能無し」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「能無し」を使った例文1
- 「能無し」を使った例文2
「能無し」を使った例文1
「会社で『能無し』だと、周囲の人に思われたくない」
この例文は、もしかしたら自分は周囲の人から、何の役にも立たない人だと思われているかもしれないと、気にしている人の心の中を文章にしたものです。
一人前になる前は、仕事で役に立ちにくいため、場合によっては「能無し」と思われているかもしれません。
そこで落ち込んでしまうのではなく、「能無し」と言われないよう、努力をするという前向きな方法に自分を持って行きましょう。
「能無し」を使った例文2
「今回のバイトは『能無し』かと思ったら、とても仕事ができる人だ」
この例文のように、一見すると仕事ができなさそうに見える人が、実は仕事ができるということがあります。
能ある鷹が爪を隠す、という言葉がありますが、そのような人が、バイト先に訪れることもあるでしょう。
人を雇う人は、その人の持つ隠れた才能を見極めるよう、面接などに力を入れたほうがいいのかもしれません。
「能無し」の反対語
「能無し」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「能無し」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「有能」【ゆうのう】
- 「腕利き」【うできき】
- 「切れる」【きれる】
- 「一人前」【いちにんまえ】
- 「超人的」【ちょうじんてき】
「有能」【ゆうのう】
「有能」には、「才能や働きが優れていること」という意味があります。
「会社一、有能な社員」という場合は、「この会社でいちばん、才能や働きが優れている社員」という意味になります。
「能無し」とは反対の意味を持つ言葉と言えるでしょう。
「腕利き」【うできき】
「腕利き」には、「腕前の優れていること」という意味があります。
例えば職人の世界は、スキルが高いことが職人としての価値と直結します。
素晴らしい腕前を発揮する職人は、「腕利きの職人」と言われます。
また、事件を解決する能力が高い刑事が、「腕利きの刑事」と呼ばれることもあります。
「切れる」【きれる】
「切れる」には、「頭が冴えてよく働く」という意味があります。
「切れる人物」という場合は、「頭が冴えてよく働く人」という意味があります。
ビジネスシーンで、「彼は切れる人物のため要注意だ」などという時は、「彼は頭が冴えてよく働くため、注意が必要だ」という意味があります。
「一人前」【いちにんまえ】
「一人前」には、「成年者の能力があること」という意味や、「独力でできる能力があること」という意味があります。
ビジネスシーンで「ようやく一人前になったな」と言われる時は、「ようやく、自分一人で仕事ができる力が付いたな」という意味があります。
「半人前」の反対の意味を持つ言葉になります。
「超人的」【ちょうじんてき】
「超人的」には、「普通の人よりはるかに優れた能力を持っている様子」という意味があります。
「超人的な活躍」という場合は、「普通の人では考えられないような、優れた能力を発揮して活躍すること」という意味になります。
「能無し」から「一人前」になったら、次は「腕利き」などをめざし、最終的には「超人的」と言われることを目指して行くといいかもしれません。
「能無し」という言葉について見てきました。
ビジネスシーンなどで、この人は何の役にも立たない、働きがないと感じる時、「能無し」という言葉を使ってみましょう。
ただし、「能無し」という言葉は、直接使うと悪口になるため、使う場所やタイミングを、気を付けましょう。