「鎌をかける」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「鎌をかける」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「鎌をかける」という言葉を使った例文や、「鎌をかける」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「鎌をかける」とは?
- 「鎌をかける」の語源
- 「鎌をかける」を使った例文や短文など
「鎌をかける」とは?
みなさんは「鎌をかける」という言葉を知っているでしょうか。
本当のことを知りたくて、恋人に「鎌をかけた」という人もいるでしょう。
一方で、「鎌をかける」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「鎌をかける」という言葉の意味を紹介します。
- 「鎌をかける」の読み方
- 「鎌をかける」の意味
「鎌をかける」の読み方
「鎌をかける」は「かまをかける」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
「鎌をかける」の意味
「鎌をかける」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「鎌をかける」には、「自分が知りたいことを相手が自然に話させるよう、それとなく話して誘導する」と言う意味があります。
例えば彼氏が浮気をしている気がする人が、そのことを問いただすため、「好きな人ができた?」などと言います。
その時、彼が観念したように「知っていたのか」などと話して、浮気の事実を語り始めたら、「鎌をかける」ことに成功したことになります。
また友達に隠し事があると思った時、「私はもう知ってるから、本当のことを話して」などと言うと、友達から本当の話を語り出すかもしれません。
このように「鎌をかける」には、「自分が知りたいことを相手が自然に話させるよう、それとなく話して誘導する」と言う意味があります。
「鎌をかける」の語源
「鎌をかける」という言葉には、語源があります。
「やかましい」という意味がある言葉「かまし」に、「ひっかける」という意味のある「かまし」付けて、「かまをかける」とし、「やかましく話をさせて、上手く聞き出す」ということから、「鎌をかける」という言葉ができたという説があります。
また「鎌をひっかけて、こちら側に引き寄せる」動作から、「鎌をかける」という言葉が生まれたという説もあります。
「鎌をかける」を使った例文や短文など
続いて「鎌をかける」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「鎌をかける」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「鎌をかける」を使った例文1
- 「鎌をかける」を使った例文2
「鎌をかける」を使った例文1
「人事について知りたくて、飲み会で上司に『鎌をかける』」
この例文は、人事情報を知りたい人が、飲み会の席で上司から情報を聞き出そうとしている場面を、言葉にしたものです。
お酒が入ると人は饒舌になりやすいため、有効な作戦になるかもしれません。
例えば上司が酔った頃に、「今回の人事には、本当に驚きました」などとこれ見よがしに言うと、上司は「知っていたのか」と思い、本当の情報を話してくれるかもしれません。
ただし、後で「鎌をかけた」と気付かれて、怒られたり信用を失わないようにしましょう。
「鎌をかける」を使った例文2
「私の彼女は『鎌をかける』ような質問をするため、油断できない」
この例文のように、何度も「鎌をかける」ような行為をすると、相手に警戒されるかもしれません。
例えば「浮気をしているでしょ」と聞かれても、「これは鎌をかけているだけだ」と思い、「していないよ」と冷静に答えられるようになるかもしれません。
警戒されないように、「鎌をかける」時は、本当に真実が知りたいような重要な時だけにしたほうがいいかもしれません。
「鎌をかける」という言葉について見てきました。
本当のことを知りたい時に、相手に自然に話させるため、誘導するように話しかける様子を言葉にしたい時は、「鎌をかける」という言葉を使ってみましょう。