「品位を損ねる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「品位を損ねる」という表現を知っているでしょうか。
最近では皇后陛下のご活躍がニュースになることも多く、品位という言葉が多く使われていますよね。
ここでは「品位を損ねる」という表現について紹介します。
目次
- 「品位を損ねる」とは?
- 「品位を損ねる」の表現の使い方
- 「品位を損ねる」の英語と解釈
- 「品位を損ねる」を使った例文と意味を解釈
- 「品位を損ねる」の類語や類義語・言い換え
「品位を損ねる」とは?
「品位を損ねる」というのは心の高さや品質が損われるという意味になります。
品位という言葉には人や物事に備わっている気高さや上品さという意味があり、品格と言われる場合もあります。
損ねるという表現には状態を悪くする、傷をつける、などという意味があり、「品位を損ねる」というのは気高さや上品さを傷つけるような言動をするという意味になるのです。
品位に欠けるなどと表現することもあり、品位に欠けるというのは上品さがなく卑しい感じがする、雑、という意味になります。
「品位を損ねる」の表現の使い方
「品位を損ねる」という表現は日常的に使われる言葉ではありませんが、例えばビジネスや公のパーティーなどではよく使われる言い回しです。
例えば、どれだけドレスコードに則ってスーツなどを着用したとしても、言葉遣いが汚ければそれはまさに品位を損ねてしまうといえます。
ドレスコードを守らなければ、どれだけきれいな髪型にしてきれいな言葉遣いを利用したとしても品位を損ねてしまうでしょう。
また、他の人たちがきちんとした服装をしていたとしても、たった1人がドレスコードを守らなかっただけで全体の品位を損ねてしまうこともあります。
協調性を持つことも品位を保つ上では重要です。
「品位を損ねる」の英語と解釈
「品位を損ねる」という表現を英語にすると“damage the dignity”や“lose one's dignity”になります。
「彼女の服装は品位を損ねていました」ということであれば“Her attire damaged her dignity.”になります。
「品位を損ねる」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「品位を損ねる」を使った例文1
- 「品位を損ねる」を使った例文2
「品位を損ねる」を使った例文1
「彼女はとても美しいのに、言葉遣いが品位を損ねています」
先ほども述べた通り、どれだけ気品ある服装をしていたとしても、言葉遣いが雑だとどうしてもその品位を損ねてしまいます。
どれだけ美しい女性が着飾ったとしても、口を開けば品がなく聞こえてしまうということであれば、もったいないですよね。
言葉遣いは非常に重要ですので、特に公の場等ではしっかりと意識したいものです。
「品位を損ねる」を使った例文2
「あなたの言動が全体の品位を損ねてしまいますから、気をつけてください」
集団で何かをする場合、どれだけ他の人たちが気品ある振る舞いをしたとしても、たった1人が勝手な言動をしてしまうと、それだけで集団の品位を損ねてしまう可能性があります。
協調性は非常に重要ですよね。
例えば、王室や皇室の人たちも服装を調整するなど、しっかりと注意を払われています。
全体の品位を損ねてしまうことがないように、周りに合わせて行動することが重要です。
「品位を損ねる」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「評価を下げる」【ひょうかをさげる】
- 「品質を下げる」【ひんしつをさげる】
- 「下品に振る舞う」【げひんにふるまう】
「評価を下げる」【ひょうかをさげる】
評価を下げる、というのは評判が悪くなる、という意味になります。
周りから失望されたりがっかりされたりした時、評価を下げるという表現が使われます。
「品質を下げる」【ひんしつをさげる】
品質を下げる、というのはその価値を下げてしまう、という意味になります。
親切という言葉には品物の質、しながら、という意味があります。
「下品に振る舞う」【げひんにふるまう】
下品に振る舞う、というのは下品な言動をするという意味になります。
下品という言葉には人柄や様子などが卑しい、心が悪い、という意味があります。
品質を損ねる言動は避けたいですよね。
どこかに出席する時などは、ドレスコードなどを確認した上で言葉遣いも意識したいものです。
そして協調性を忘れないようにしましょう。