「就職氷河期」とは?意味や詳しい概要まで解説!
この「就職氷河期」は、現在もそれに近い状態だと言われていますが、言葉としてはある世代のことを指して使います。
目次
- 「就職氷河期」とは?
- 「就職氷河期」の詳しい概要
「就職氷河期」とは?
「就職氷河期」とは、2000年前後を指して使う言葉です。
定義としては、1993~2005年とされており、この時期にちょうど新卒として就職活動していた世代を「就職氷河期世代」と呼んでいます。
どうしてこの時期がそう呼ばれるのかと言えば、バブル経済の崩壊の影響から、各企業とも採用を抑えていた時期に当たり、就職がとても厳しかったことからです。
「就職氷河期」の詳しい概要
就職氷河期世代の人たちは、令和元年時点で40歳前後です。
新卒時に希望の企業に入れなかったり、就職に失敗してしまった人も少なくない為、その世代の人たちへの支援が必要だと言われており、具体的な対策も打ち出されています。
具体的には、令和元年時点で40歳前後の人を優先的に中途採用しようとする各企業の動きです。
しかし、全ての企業がそれを行える訳でもないので、それほど効果が出ているとは言い難いのが現実です。
また、リーマンショックが起きた直後の2009年から2013年までの間も、新卒の就職が難しかったことから、この「就職氷河期」と呼ぶことがあります。
先の就職氷河期と区別するために、こちらは「第二次就職氷河期」と表現することが多いです。
就職氷河期には、一切新卒の採用をしなかった企業も数多くあった為、就職が本当に厳しい時期でした。
現在でも決して景気がいいとは言えませんが、その頃と比べると、まだいい方だと言えるのは間違いありません。
それほど厳しかった時期だと解釈してください。