「できればしたくない」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「できればしたくない」と言われたら、どの様に解釈すれば良いのでしょうか。
例文や類語を紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「できればしたくない」とは?
- 「できればしたくない」の英語と解釈
- 「できればしたくない」の表現の使い方
- 「できればしたくない」を使った例文と意味を解釈
- 「できればしたくない」の類語や類義語・言い換え
「できればしたくない」とは?
「できればしたくない」の概要について紹介します。
- 「できればしたくない」の意味
- 「なるべくしたくない」との違い
「できればしたくない」の意味
「できればしたくない」の意味は「可能ならばその行動をせずに済ませたい」ということです。
社会人になると自我を出してばかりいられず、上司や先輩など自分よりも立場の強い人から言われたことはその通りにしなければならないものです。
上司から命令されたことは絶対に従わなくてはなりませんが、少しでも自分に選択の余地が残されている時に「できればしたくない」という表現をすることで、「絶対にやりたくない」のではなく、「可能ならば避けたい」という柔らかなニュアンスになります。
相手にワガママだと思われずにものごとを断る言い方のひとつです。
「なるべくしたくない」との違い
「できればしたくない」と似た意味の表現に「なるべくしたくない」があります。
この2つは微妙に意味が違い、「なるべく」の方が強制力はあります。
「できればしたくない」は「もし可能ならばやりたくない=やる覚悟はある」という解釈です。
「なるべくしたくない」は「やらない方向を望む=どうしてもやらなければならないのならする」という解釈です。
「なるべくしたくない」の方がやりたくない気持ちがより強いと思って良いでしょう。
「できればしたくない」の英語と解釈
“I'd rather not.”
「できればしたくない」というとても便利なフレーズです。
このフレーズは、相手が何かを訊ねてきた時に、「それに対してできればしたくない」という意味で使えます。
相手の質問が何であっても単独で使える便利な表現です。
「できればしたくない」の表現の使い方
「できればしたくない」が使われるシーンについて紹介します。
- 「相手を裏切る行為」
- 「人の頼みを断る時」
「相手を裏切る行為」
デートや飲み会のドタキャンや、仲良くしていた友達から恋人を奪うなど、相手を裏切る行為に対して「できればしたくない」と言います。
自分に良心があることを示す言葉です。
「人の頼みを断る時」
残業を頼まれた時に、既に予定が入っていて料金なども支払っている場合「できればしたくない」と言います。
コンサートやレストランの予約を入れてしまった時などに使います。
「できればしたくない」を使った例文と意味を解釈
「できればしたくない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「できればしたくない」を使った例文1
- 「できればしたくない」を使った例文2
「できればしたくない」を使った例文1
「値上げはできればしたくない」
製品のコストが上がってしまい、今のままの売値ではとても収益が追いつかなくなりました。
個人商店の場合値上げをすると一気に客足が途絶えてしまう可能性があり、悩んでいることを表しています。
「できればしたくない」を使った例文2
「転勤はできればしたくない」
転勤がある会社では、いつ辞令が下りか分りません。
住み慣れた場所を離れるのが嫌で可能ならば転勤したくない、でも辞令が下りてしまったら諦めるという態度です。
「できればしたくない」の類語や類義語・言い換え
「できればしたくない」の類語を紹介します。
- 「遠慮したい」【えんりょしたい】
- 「気が引ける」【きがひける】
- 「気が進まない」【きがすすまない】
「遠慮したい」【えんりょしたい】
「辞退したい」「その場所から引き下がりたい」という意味で、ビジネスでお断りをしたい時の表現です。
「気が引ける」【きがひける】
「中々決心がつかず行動できない」という意味で、やりたくない気持ちがある時の表現です。
「気が進まない」【きがすすまない】
「自分から積極的に行動したい気持ちになれないこと」という意味で、こちらもやりたくないと思っている時の表現です。
「できればしたくない」は「可能ならばその行動をせずに済ませたい」という意味です。
どうしてもと言われたら譲歩できる時に使いましょう。