「気をやる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方

「気をやる」とは?

「気をやる」という言葉は、「男女関係・情交において性的絶頂(オーガズム)に達すること」や「その気になること」を意味しています。

「気をやる」という表現の漢字表記は「気を遣る」であり、「気(精神・精力)を最後まで使い果たすこと」や「気(注意・意識)を相手(異性)に向けること」を意味する言葉になっています。

「気をやる」の表現の使い方

「気をやる」の表現の使い方は、「男女関係・情交において性的絶頂(オーガズム)に達する場合」や「男女の仲でその気になった時」に使うという俗語的な使い方になります。

現代では「気をやる」の表現は話し言葉(口語)で使われることはほとんどなく、主に小説・文学・古典の書き言葉(文語)として使われています。

例えば、「女性が気をやるまで、彼はその行為をやめなかった」といった文章で、この言葉を使用することができます。

「気をやる」の英語と解釈

「気をやる」の英語は、“reach a sexual climax”(性的絶頂に達する)や“reach orgasm, coming to orgasm”(オーガズムに達する)などで表現することができます。

• “We sought each other hard and then reached orgasm. ”

“We sought each other hard and then reached orgasm. ”

この英語の例文は、「私たちは激しく求め合って、気をやってしまいました」ということを意味しています。

「気をやる」を使った例文と意味を解釈

「気をやる」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「気をやる」を使った例文1
• 「気をやる」を使った例文2

「気をやる」を使った例文1

「あまりに性的快楽の刺激が強すぎたため、短時間で彼女は気をやってしまいました。」

この「気をやる」を使った例文は、「あまりに性的快楽の刺激が強すぎたため、短時間で彼女は性的絶頂(オーガズム)に達してしまった」ということを意味しています。

「気をやる」を使った例文2

「江戸時代以前の遊郭では、遊女(娼婦)たちはお客に気をやってはいけないと言われていました。」

この「気をやる」を使った例文は、「江戸時代以前の遊郭では、遊女(娼婦)たちはお客を相手に絶頂に達してはいけない(お客に本気で惚れてはいけない)と言われていた」ということを意味しています。

「気をやる」の類語や類義語・言い換え

「気をやる」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

• 「いく・イク」
• 「果てる・絶頂に達する」
• 「登り詰める」

「いく・イク」

「気をやる」の類語・言い換えとして、「いく・イク」があります。

「気をやる」という表現は「情交をして性的絶頂に達すること」を意味していますが、このことをより俗語的・日常的に表現すると「いく・イク」になります。

その語用・意味から、「気をやる」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「いく・イク」という表現を上げることができます。

「果てる・絶頂に達する」

「気をやる」の類義語・言い換えとして、「果てる・絶頂に達する」があります。

「果てる」という表現は、「性的絶頂に達して、それ以上はもうできないこと」や「精力・性的欲求を使い果たすこと(射精すること・イクこと)」を意味しています。

それらの意味合いから、「気をやる」の表現は「果てる・絶頂に達する」という表現で言い換えることができるのです。

「登り詰める」

「気をやる」の類語・言い換えとして、「登り詰める」があります。

「登り詰める」という表現は、「性的行為をしていて絶頂の高みにまで登りきること」を意味しています。

その意味合いから、「気をやる」と似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「登り詰める」が上げられます。