「言い張る」とは？意味や類語！例文や表現の使い方

「言い張る」とは?

みなさんは「言い張る」という言葉を知っているでしょうか。

自分の方が正しいと「言い張る」人が、周囲にいるかもしれません。

一方で、「言い張る」という言葉を、まるで知らないという人もいるでしょう。

そこで「言い張る」という言葉の意味を紹介します。

• 「言い張る」の読み方
• 「言い張る」の意味

「言い張る」の読み方

「言い張る」は「いいはる」と読みます。

「言い」は「いい」、「張る」は「はる」と読みます。

特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。

「言い張る」の意味

「言い張る」という言葉の意味を紹介します。

「言い張る」には「自分の主張を、最後まで通そうと主張する」「自分の意見を曲げずに主張する」という意味があります。

ビジネスシーンの会議中に、自分が正しいと「言い張る」人は、自分の主張の方が正しいと、どこまでも押し通す人です。

その意見が明らかに間違っていると、会議の参加メンバーが気付いている時は、しらけてしまうでしょう。

このように、「言い張る」には、「自分の主張を、通そうと主張する」という意味があります。

「言い張る」の類語や類似表現や似た言葉

次に「言い張る」の類語や類似表現を紹介します。

「言い張る」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「言い放つ」【いいはなつ】
• 「言い切る」【いいきる】

「言い放つ」【いいはなつ】

「言い放つ」には、「思ったまま事や感じたことをハッキリそのまま言うこと」という意味があります。

「自分の意見を言い放つ」という時は、自分がそうだと思ったまま、意見をハッキリ言うという意味になります。

「言い切る」【いいきる】

「言い切る」という言い回しもあります。

「言い切る」には、「自分自身の言葉に自信や決意を持ち、はっきりと言うこと」という意味があります。

「これは黒だと言い切る」という場合は、「自分が黒だと思ったことに対して、自信や決意を持ち、ハッキリ黒だと言う」という意味があります。

自信が無くても「言い切る」タイプの人がいて、自信があるのに、ハッキリ言えない人もいます。

「言い張る」を使った例文や短文など

次に「言い張る」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「言い張る」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

• 「言い張る」を使った例文1
• 「言い張る」を使った例文2

「言い張る」を使った例文1

「最後のピザのひとかけらは、自分の分だと『言い張る』」

この例文は、家族、もしくは恋人同士がピザを食べていて、最後に残ったピザの行方について話し合っています。

「まだ一枚しか食べていないから自分のだ」と「言い張る」人がいたり、「この味は食べてないから自分のだ」と「言い張る」人がいます。

このように一つのお皿に乗った料理を、たくさんの人で食べる時、残り一枚が誰のものか、分かりにくくなります。

このような時は、残りのピザは、「言い張る」声が大きな人の、ものになるかもしれません。

「言い張る」を使った例文2

「絶対に浮気していないと夫が『言い張る』が、妻は信じなかった」

この例文は、浮気を疑われた夫が「絶対に浮気をしていない」という、自分の主張を押し通そうとしたものの、妻が一向に信じなかったという文章になっています。

浮気をしてしまった夫が、強硬に「浮気をしていない」と主張したとしても、妻に浮気をしているという確信があった場合は、信じてもらえないでしょう。