「批難殺到」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「批難殺到」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「批難殺到」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「批難殺到」とは?
- 「批難殺到」の表現の使い方
- 「批難殺到」を分解して解釈
- 「批難殺到」を使った例文と意味を解釈
- 「批難殺到」の類語や類義語・言い換え
「批難殺到」とは?
「批難殺到」とは沢山の人から、欠点、過失などについて責め立てられていることを言います。
- 「批難殺到」の読み方
「批難殺到」の読み方
「批難殺到」と書いて「ひなんさっとう」と読みます。
「批難」は「非難」と書くこともあります。
「批難殺到」の表現の使い方
「批難殺到」とは大勢の人から欠点、過失などを責め立てられているといった状態を言います。
いい意味はまったくない言葉となります。
例えば「昨日から彼へ対する批難殺到の電話が止まない」「会社に批難殺到が続いていて、社長も悩んでいる」といった風に使います。
「批難殺到」を分解して解釈
「批難殺到」という言葉は「批難」と「殺到」という二つの言葉からできています。
それではそれぞれの意味の確認をしておきましょう。
- 「批難」
- 「殺到」
「批難」
「批難」とは相手の欠点、過失を取り上げて、責めることを言います。
「皆から批難されても反省している様子がなかった」などと使います。
「殺到」
「殺到」とは沢山の人や物が、一度にどっと押し寄せることを言います。
「予約が殺到している」「出口に人が殺到する」などと使います。
「批難殺到」を使った例文と意味を解釈
それでは「批難殺到」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「批難殺到」を使った例文1
- 「批難殺到」を使った例文2
「批難殺到」を使った例文1
「批難殺到して、会社の電話が使えない状態だ」
「批難殺到」とは一人、二人からのものではなく、大勢の人たちが一度に押し寄せるといった意味となります。
その為、会社の電話がパンクする、通常業務ができなくなるといった事態を招いてしまうのです。
「批難殺到」を使った例文2
「彼女はこれまでの言動を反省することもなかったので、批難殺到という目にあっている」
自分の言動を反省することもなく、やりたい放題であれば、いずれは人から「批難」されることになるでしょう。
そしてあちらこちらから一気に責められるといった事態になるのも自業自得かもしれません。
「批難殺到」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「批難殺到」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「バッシングされる」【ばっしんぐされる】
- 「非難轟々」【ひなんごうごう】
- 「大炎上」【だいえんじょう】
「バッシングされる」【ばっしんぐされる】
「バッシング」とは激しく、非難、攻撃することを言います。
つまり「バッシングされる」とは激しく、非難、攻撃を受けることとなります。
「彼女はバッシングされることになったが、あまり凝りていない様子である」「彼はバッシングされるような心当たりはないと言い切った」などと使います。
「非難轟々」【ひなんごうごう】
「非難轟々」とは大勢の人が、激しく非難することを言い表す言葉となります。
「社員たちから非難轟々なこともわかっている」「彼女の言うこと、することに周りからは非難轟々である」などと使います。
「大炎上」【だいえんじょう】
「炎上」とは火が燃え上がること、大きな建物が火事で焼けることを言う言葉ですが、失言に対して、非難、中傷が殺到することを「炎上」とも言います。
その度合いが大きい場合は「大炎上」、またそれを狙って知名度、売上などを上げることを「炎上商法」とも言います。
「最初に何気なく言ったことがここまで大炎上するとは、彼も思いもしなかっただろう」「彼女のブログ、またしても大炎上だよ、これじゃあ炎上商法と言われても仕方ないよ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「批難殺到」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「批難」は「非難」と同じ意味です。
言葉の意味は正しく理解して使っていきましょう。