「レベラー」とは?意味や概要!【住宅用語】
この「レベラー」は、建築用語の1つです。
言葉だけだと、音楽などの「レーベル」に関係していると考えてしまいそうですが、決してそうではありません。
目次
- 「レベラー」とは?
- 「セルフレベリング材」とは?
- レベラー以外の下地調整材
「レベラー」とは?
「レベラー」とは、床面に流す下地調整材のことです。
それによって水平面を作るので、その水平レベルの調整という意味から付いている言葉です。
流すだけで均一な水平レベルを形成する性質のあるものが用いられ、「セルフレベリング材」とも言われます。
この言葉も、セルフで(自己的に)レベルの調整が行えることから付いています。
「セルフレベリング材」とは?
セルフレベリング材は、上記のような性質のある下地調整材の総称です。
具体的な名称は各製品名になり、濃度が強度などが多少異なる種類が用意されています。
有名なのものでは、シンコーから発売されている「床レベラーG」というシリーズがあり、鉄骨造、木造建築共によく用いられています。
レベラー以外の下地調整材
レベラーと同様に、床面の下地調整材として使われるのがモルタルです。
木造建築に使われることが多いですが、最近では木造でも、下地調整にはレベラーを使うのが一般的となってきており、モルタルはあまり用いられなくなりました。
ですが、モルタルの用途は下地調整だけではない(防音効果の為に壁に使うなど)ので、建築現場ではまだ見掛けることの多い材料の1つです。
「レベラー」は、建築業界の専門用語なので、一般はそれほど詳しく覚えなくてもいいでしょう。
ただ、どのような意味で付いた名前なのかという点は、他の言葉の解釈の際の役に立つかも知れません。