「カンパネラ」とは?意味や類語など徹底解釈!
「カンパネラ」は、たまに聞くことがある言葉ですが、意味を聞かれると分からないという人も多いでしょう。
目次
- 「カンパネラ」の意味とは?
- 「水曜日のカンパネラ」とは?
- 「トマソ・カンパネラ」とは?
- 「カンパネラ」の英語と解釈
- 「カンパネラ」の類語
「カンパネラ」の意味とは?
カンパネラとは、イタリア語で「鐘」を意味する言葉です。
綴りは“campanella”で、ネイティブな発音では「カンパネッラ」となりますが、カタカナ語では無理にそのような形にはせず、「カンパネラ」で構いません。
尚、「鐘」と言っても比較的小さいものを表す言葉で、日本でいう除夜の鐘で鳴らすような大きなものは、このカンパネラとは呼びません。
そのような大きな鐘はイタリア語では“campana”と表現され、「カンパーナ」と発音します。
「水曜日のカンパネラ」とは?
「水曜日のカンパネラ」とは、3人組の音楽ユニットの名前です。
いわゆるバンドではなく、3人がボーカル、作曲・編曲、作詞・ディレクターという役割分担となっており、ステージに立つのはボーカル担当のコムアイ氏(女性)1人という珍しいスタイルのユニットです(後の2人は男性です)。
この「水曜日のカンパネラ」というユニット名の由来は、デビュー前に水曜日に打ち合わせをすることが多かった、漢字、平仮名、カタカナの全てが入った名前にしたかったといった要素から、本人たちによって付けられたものです。
2012年に結成され、YouTubeやインディーズでの活動を経て、2016年11月にメジャーデビューしました。
インディーズ時代から人気のあったユニットで、メジャーデビュー前から日清食品やJR東日本とのタイアップを行っていました。
「トマソ・カンパネラ」とは?
「トマソ・カンパネラ」は、ルネサンス時代のイタリアの聖職者で、哲学者でもある人物の名前です。
イタリア語での表記は“Tommaso Campanella”で、本来の発音は先の例から、「トマソ・カンパネッラ」となります。
同氏は托鉢修道会に所属するドミニコ会の修道士で、キリスト教カトリックの流れを汲む聖職者としての活動と共に、哲学者として数々の書籍も残しています。
1616年に発表した「ガリレオの弁明」は同氏の代表的な著書で、2002年に日本語訳されたものが発売されています。
内容は、宇宙の是非について、ガリレオを危険思想家として扱っている興味深いものとなっています。
「カンパネラ」の英語と解釈
「カンパネラ」を英語で表現すると、“bell”となります。
この「ベル」は、日本でも「鐘」のこととしてよく使われる言葉です。
“ring the bell”で、「鐘を鳴らす」という意味で使えます。
イタリア語では前述のように、大きなものと比較的小さなもので呼び方が異なる「鐘」ですが、英語では特にそのような区別は特にありません。
日本語だと「鈴」という言葉があり、手の中に収まってしまう程度の小さなものはそのように呼ぶことがあります。
「カンパネラ」の類語
「カンパネラ」の類語となる言葉です。
それぞれ使われる用途が決まっています。
- 「ゴング」【ごんぐ】
- 「ジャン」【じゃん】
「ゴング」【ごんぐ】
ボクシングやプロレスなどの格闘技で、各ラウンドの開始と終了を知らせる為に鳴らす専用の鐘がこのように呼ばれています。
試合終了の際には、それを知らせる為に何度も打ち鳴らされることが多いです。
「ジャン」【じゃん】
周回競技において、最後の1周という意味で鳴らす鐘をこう呼ぶことがあります。
主に自転車(競輪)競技で使われている用語で、他のスポーツでも同様の意味で鐘を鳴らすことがありますが、この「ジャン」とはあまり使いません。
「カンパネラ」は、「鐘」のことを表現するだけなので、一度覚えてしまえば何も問題なく使えます。
ただし、実際に使う機会はあまりない言葉かも知れません。