「怒濤の勢い」の言葉の意味や使い方を紹介
「怒濤の勢い」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「怒濤の勢い」という言葉を使った例文や、「怒濤の勢い」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「怒濤の勢い」とは?
- 「怒濤の勢い」の類語や類似表現や似た言葉
- 「怒濤の勢い」を使った例文や短文など
「怒濤の勢い」とは?
「怒濤の勢い」という言葉を知っているでしょうか。
サッカー中継などを見ていると「怒濤の勢いで、敵ゴールに迫る」というアナウンサーのセリフを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「怒濤の勢い」という言葉をまるで知らないという人もいるでしょう。
そこで「怒濤の勢い」という言葉の意味を紹介します。
- 「怒濤の勢い」の読み方
- 「怒濤の勢い」の意味
「怒濤の勢い」の読み方
「怒濤の勢い」は「どとうのいきおい」と読みます。
「怒濤」は「どとう」、「勢い」は「いきおい」と読みます。
読み方が難しい言葉のため、読み間違えないようにしましょう。
「怒濤の勢い」の意味
「怒濤の勢い」には、どのような意味があるでしょうか。
「怒濤の勢い」の「怒濤」には、「激しく荒れ狂う大波」という意味があります。
激しく荒れ狂う大波が、海辺に向かって進んで行く様子をイメージすると、すさまじい勢いだと感じられるのではないでしょうか。
そのため「怒濤の勢い」には「大波のように激しい勢い」「ものすごい勢い」という意味があります。
「サッカーチームが、怒濤の勢いで敵陣に突き進む」という場合は、選手全員が、凄い勢いで敵陣に向かって駆け上がり、パス交換をしながら、ゴールに迫っている姿をイメージできるでしょう。
このように「怒濤の勢い」には、「大波のように激しい勢い」、「ものすごい勢い」という意味があります。
「怒濤の勢い」の類語や類似表現や似た言葉
次に「怒濤の勢い」の類語や類似表現を紹介します。
「怒濤の勢い」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「疾風怒濤」【しっぷうどとう】
- 「獅子奮迅」【ししふんじん】
「疾風怒濤」【しっぷうどとう】
とても難しい漢字が使われている、難読四文字熟語のひとつです。
「疾風怒濤」には、「激しい風と荒れ狂う波」という意味があります。
「疾風」には「激しい風」という意味があるためです。
「疾風怒濤の時代」という場合は、時代が激しく変化する様子を表しています。
「獅子奮迅」【ししふんじん】
「獅子奮迅」は、やはり読み方が難しい言葉になります。
「獅子奮迅」には、「獅子が奮い立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に対処すること」という意味があります。
百獣の王と呼ばれる強いライオンが、さらに奮い立ち、暴れまわっているとイメージすると、その激しさが理解できるでしょう。
「獅子奮迅の活躍」「獅子奮迅の大暴れ」などという使い方をします。
「怒濤の勢い」を使った例文や短文など
続いて「怒濤の勢い」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「怒濤の勢い」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「怒濤の勢い」を使った例文1
- 「怒濤の勢い」を使った例文2
「怒濤の勢い」を使った例文1
「A君は『怒濤の勢い』で、出世した」
この例文に登場するA君は、出世が早い人だったようです。
大きな波が通り過ぎるように、気付いたら、自分の地位を追い抜いていたという、凄い人です。
大相撲の世界など、実力の世界では、数か月で三役に駆けあがるような、この例文のように「怒濤の勢い」で出世する人が時々現れます。
「怒濤の勢い」を使った例文2
「『怒濤の勢い』で彼女に迫り、告白を成功させた」
この例文に登場する男性は、出会った瞬間に女性のことが好きになり、積極的にアプローチしたのでしょう。
その結果、告白を成功させるなど、「怒濤の勢い」の攻勢が上手く行ったようです。
短期決戦型で集中的努力して、何かを勝ち取る人がいますが、恋愛でもそのような勝ち方をする人がいるかもしれません。
「怒濤の勢い」という言葉について見てきました。
大きな波が激しく荒れ狂うように、凄い勢いで何かをしている人を見た時に、「怒濤の勢い」という言葉を使ってみましょう。