「思いに駆られる」とは?意味や類語!表現の使い方
「思いに駆られる」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
日常的に使える表現でもありますので、聞いた経験を持つ人も多いでしょう。
それならば、「思いに駆られる」という表現にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは「思いに駆られる」という表現について紹介します。
目次
- 「思いに駆られる」とは?意味
- 「思いに駆られる」の表現の使い方
- 「思いに駆られる」の英語と解釈
- 「思いに駆られる」を使った例文と意味を解釈
- 「思いに駆られる」の類語や類義語・言い換え
「思いに駆られる」とは?意味
「思いに駆られる」というのはある激しい思いに動かされる、という意味になります。
駆られるという表現はラ行下一段活用の「駆る」という動詞の未然形に受身の助動詞である「れる」ついた形になります。
これにはある激しい感情に動かされるという意味があり、「思いに駆られる」というのは激しい思いに動かされる、という意味になります。
ちなみに感情に駆られると言い換えれば、激情に駆られて冷静さをなくす、という意味になります。
- 「思いに駆られる」の読み方
「思いに駆られる」の読み方
「思いに駆られる」という表現は「おもいにかられる」読みます。
「思いに駆られる」という表現で調べても意味が出てこない場合がありますが、駆られるという表現などはよく使われる表現ですのでぜひ知っておきましょう。
「思いに駆られる」の表現の使い方
「思いに駆られる」という表現は、ある特定の思いが胸いっぱいに広がる、という時に使われます。
例えば小説などでは切ない「思いに駆られる」などという表現が使われることもあるでしょう。
悲しい映画を見たときなど、切ない「思いに駆られる」という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
この場合は悲しさや寂しさで胸が締め付けられる、という意味になります。
「思いに駆られる」の英語と解釈
「思いに駆られる」という表現を英語にすると“be motivatedやpromoted by ambition”という表現が使えます。
激しい「思いに駆られる」のであれば“impulse”という表現も使えます。
「思いに駆られる」を使った例文と意味を解釈
ここでは「思いに駆られる」という表現を使った例文を紹介します。
- 「思いに駆られる」を使った例文1
- 「思いに駆られる」を使った例文2
「思いに駆られる」を使った例文1
「彼は、犯人の頭を殴りたいという思いに駆られた」
小説などでは、このような言い回しが出てくることもあるのではないでしょうか。
推理小節などで犯人がわかった時、殺害された人の家族が犯人を殴る、などというシーンも漫画などで描かれますよね。
たとえ殴らなかったとしても、犯人を殴ってやりたいという気持ちに駆られる、犯人を殴ってやりたいと衝動的に考える、という事があるかもしれません。
「思いに駆られる」を使った例文2
「映画を観た後、なんとも切ない思いに駆られた」
離ればなれになっていた家族が再開できる話や、動物が絡んでくる話など、絶対に泣いてしまうという人もいるのではないでしょうか。
映画館でそのようなストーリーの映画を見たら涙が止まらなくなる、という人もいるかもしれません。
あるいは家族と離ればなれになってしまい、切ないという気持ちに駆られる人もいるかもしれないですね。
デートの時などはメイクが落ちてしまうからそのような映画は見たくないと考える人もいます。
デートの時に映画を見るならば、どの映画を見るかしっかりと考えなければいけません。
「思いに駆られる」の類語や類義語・言い換え
ここでは「思いに駆られる」という表現の類義語を紹介します。
- 「衝動に駆られる」【しょうどうにかられる】
- 「感情に駆られる」【かんじょうにかられる】
- 「不安に駆られる」【ふあんにかられる】
「衝動に駆られる」【しょうどうにかられる】
衝動に駆られる、という表現は物事をするように促される、突き動かされる、追い立てられる、という意味になります。
何も買うつもりがなくお店に行ったとしても、何か欲しいものを見つけたときに衝動的に買いたいと思ってしまった場合、それは衝動に駆られるといえます。
「感情に駆られる」【かんじょうにかられる】
感情に駆られる、というのは劇場に駆られて冷静さをなくす、我を忘れる、感情につき動かされる、という意味になります。
我を忘れて理性をなくしてしまった場合、感情に駆られるといえます。
「不安に駆られる」【ふあんにかられる】
不安に駆られる、というのは不安感が心を支配する、不安になる、という意味です。
夜眠るとき、電気を消して布団に入った後に何かしらの不安に駆られてしまい、眠れなかったという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
「思いに駆られる」という表現は生活をしていると、誰でも経験するものです。
常に冷静さを忘れず、そして我をなくしているときには重大な決断をしないように、心がけていきたいですね。